好きな5冊(ユーモアもの)
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/04/18 06:03:45
1、ボートの三人男(ジェローム)
イギリスのちょっとお高くとまった紀行風エッセイ、英国趣味が肌に合えばオススメです。
裕福な市民階級の男三人が犬を連れてテムズ河をボートで旅するだけ。
この作品に影響を受けた作家さんは結構多いのではないかな?
2、どくとるマンボウ航海記(北杜夫)
マグロ調査船の船医としてもぐりこんだ作家志望の若者の話。
日本を代表するユーモア作家だと思います。自嘲癖がすごく好ましい。
気に入ったら青春記、医局記、追想記などのシリーズもご一読ください。
3、百万ドルを取り返せ(ジェフリー・アーチャー)
彼の出世作。株式投資詐欺で百万ドルとられた四人の男が、
主犯の大富豪からお金を取り返すために様々な仕掛けを繰り出す
コンゲーム小説の名作です。これもイギリス的だなー。
4、アルゼンチンまでもぐりたい(中村紘子)
クラシック界や身辺のエピソードを軽いタッチで描いています。
クラシックピアノが好きなら、この作品よりも内情に迫った
『チャイコフスキーコンクール』『ピアニストという蛮族がいる』も楽しめるはず。
5、シュロック・ホームズの冒険(作者忘れました……)
創元推理から出ているホームズ物のパロディです。
原作を知っていればあちらこちらでクスクス笑えるのでは?
この手の作品では、SF作家フィリップホセファーマーの
『スカーレティンの研究』という快作もあります。知能の発達した犬がホームズ役!
自分の愚かさに溜息をついているようなエッセイには特に共感します。
芸術家で面白いエッセイを書く人、いらっしゃいますね。
中村紘子のエッセイのおかげで、彼女のピアノも聴くようになりました。
私4番の中村紘子さんの本読んだことあります。
勿論お薦めの物も一緒に
あの方ピアノもすごいけど文才もありますよね@@
一芸に秀でる人は多芸に通ずですよね@@