ドラマ【BORDER】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/04/18 16:50:13
【感想】2回目にして、いきなり変則パターンきましたねー。てっきり被害者から加害者の名前や特徴を聞いて、そこから手がかりや物証を見つけていく特殊な倒叙形式の刑事ドラマかと思いきや、犯人が幽霊になって挑戦してくるとはw 刑事ドラマではこの手のケースは珍しくなく、特に昨今は犯人は捕まったけど人質が行方不明で、何らかの理由で早く見つけないとヤバいというパターンがすごく多いです。そしてその何らかの理由というのに、何時間毎に投薬しないと死んでしまう難病という設定がすごく多くて、このパターンが出てくると白けちゃうんですよね。でも今回は難病ではなく、酸素が尽きるという理由だったので、まぁよかったんじゃないかと思います。密閉空間で酸素が尽きるというパターンも、今までなくはないですが、難病設定よりはマシですね。そして、誘拐事件での警察と犯人の攻防は、電話やメールなどで行われるのが一般的ですが、犯人が石川にしか見えない幽霊なので、直接顔を突き合わせての対決というのが、ちょっと珍しかったです。犯人の村上は、典型的な自己愛過剰の人物で、自分を否定されることを一番嫌います。前科があるのに不動産業の会社に勤めてそこそこの家に住んでいたということは、彼の言う通りかなり優秀な人物であることには間違いないのでしょう。ただ、頭がいいからといって、恋愛も上手とは限らない。頭のいいだけの人にはそこがわからんのです。だからいつまでたっても、女で失敗して社会的地位を失う殿方が絶えないんですな。村上にしても、自分は優秀だから、たくさんの子供を残したいと思うところまでは別にいいと思います。ただ石川が言うように、彼は決定的に手段を間違えた。それなら精子バンクにでも登録すればいいんですよ。まぁ前科があるので難しいかもしれませんが。直接女性をナンパするにしたって、いきなり子供を生んでくれはないでしょう。犯罪ではありますが、金を渡して援交って手もありますし、それがいやならもっとムーディな言葉で女性を落とす方法を学ぶべきですよね。そういう考えに思い至らないからこそ、性格異常者なのかもしれませんが…。さてこのBORDER、MOZUの裏なんで見ようかどうか迷っていましたが、やっぱり結構面白いので、見続けようかと思います。青年誌の劇画っぽい青臭さが、他の刑事ドラマと違っていいんだよな。ただ1つだけ納得できないのは、波瑠のキャスティング。ちょっとこの役をやるには若すぎるんじゃないかと思ってましたが、調べてみたら22歳ですよ。よほどの天才で外国でスキップとかしてない限り、無理ですよね。年齢より落ち着いて見えますが、20代半ばがせいぜい。ここはせめて30代前半くらいの女優さんの方がよかったんじゃないかな~。