ドラマ【TEAM】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/04/24 15:50:46
【感想】やっぱりこれ、隠蔽捜査とよく似てますね。今のところあちらほどキャラは立ってない感じですが、女性のレギュラー不在というところに、骨太の刑事ドラマを作ろうという心意気が感じられます。面白いんだけど、今の時流に乗れてないのかな。今は池井戸原作が大ブームですからね。また、頭からっぽでも見れる中高年の恋愛ドラマなんかも人気が出てきています。いまや圧倒的に中高年の数が多いですから、若い人向けのドラマの視聴率がイマイチな上、刑事ドラマはコンスタントに視聴率が取れるからと乱造されたせいか、昔から人気のあるもの以外、飽きられてる感がありますね。一口に刑事ドラマといってもいろんなタイプがあるんですけどねぇ。このドラマはミステリー色がほとんどない、群像劇っぽい作りになってます。推理を差し挟む隙はあまりなくて、地道な捜査により入手した手がかりを元に、次のステージに進んでいく感じですね。佐久の采配は、まるで戦場で兵を動かす軍師のよう。一枚岩とは言えない捜査員をまとめ、最後には事件を解決に導く工程は面白く、犯人を確保した時は、隠蔽捜査の時と同じように、一緒にガッツポーズを作ってしまいますね。ただこの佐久、まだ策士としての能力はいまひとつなのではないでしょうか。カンが働き、判断力も優れていますが、なぜ捜査本部を立ち上げ最初に挨拶をする時、わざわざ反感を買うような「あなたたちは駒です」というようなことを言うのでしょう。また、策士と呼ばれていることも、彼の術中にハマりそうな人を警戒させることになります。能ある鷹は爪を隠すと言うように、周囲にその能力が知れ渡ってしまうのも、考え物ですよね。まぁノンキャリから管理官まで出世したのですから、常に全力投球だったのかもしれませんが…。また、一度自分に反感を持たせることで、得られるものもあるのかもしれません。さて、今回のゲストは、最近ちょこちょこ見る高野志穂。高野志穂と小澤征悦って、まんま朝ドラ「さくら」のコンビじゃないですか! 片や連ドラ主役、片や単回ゲスト、ちょっと差がついちゃったなぁ。とはいえ小澤はこのドラマでオール1桁とかだと、今後連ドラ主役の話は来ないでしょうけど…。ていうか、高野ってさくら以降、あまり露出多くなかったですよね。単に人気がなかったのか、事務所が弱かったのか、作品を選びすぎて売り出す時期を逸してしまったのか。ちなみに伴侶は北村有起哉だそうですよ。