売られた子牛が、戻ってきたような喜びです。
- カテゴリ:仕事
- 2014/05/02 18:47:34
当、「会員制海洋レジャークラブ」、
小型ボートを陸揚げ、お預かりもいたしております。
皆さま、ご自分と命をともにする覚悟で、
海に出て行く相方、その小型ボートたちへの思い入れも様々です。
2年ほど前に、大型プレジャーボートに乗り換えるので、
長年乗った小型ボートを処分した方が、いらっしゃいました。
愛されていたそのボートが、業者に引き取られていく様は、
「ドナドナ・ド~ナ、ド~ナ♪」と、売られていく子牛のように、
物悲しい姿で、涙を誘わずにはいられませんでした。
今日、
また、別のお客様が、
「中古だけど、いいボートがあったので」と、
船の入れ替えにこられたのですが、
なんと!
2年前に、売られていったあの小型ボートなのです!
もう、懐かしくて、嬉しくて・・・
どこかへ旅び出ていた、可愛い子犬が帰ってきたみたい!
新しいご主人であるその方に、
「このボートは、出世魚ですよー!
そして、ここの海なら、どこに魚がいるのか、
この船が知ってるので、黙っていても連れて行ってくれますよ!」と言いました。
やっぱり、うちの海が良かったのね。
良く帰ってこれたね。
嬉しいわ、ほんとに嬉しい。
船は、オーナー様のものだけではないのですね、
こうして、海にかかわる仕事をしていると、
それぞれの船に、お預かりするわたしたちも愛情を感じているのです。
もう一度、再会できるなんて思いもしませんでした。
おかえり。
今夜は、新月だよ、ゆっくりおやすみなさいね。
お疲れ様でしたね。
女房の機嫌が良くて、初めて遊びに行けるから。
その女房を買い替えるんだから、
それはそれは、気持ちの重いものなんです。
でもねー、その古女房、新しいご主人を連れて帰ってきたわー。
あいつはねー、
ヤルとは思っていたけど、やっぱり、ヤリましたかー。
すごいわ。
こんなふうな「再開」を喜んでくれるって、船も嬉しいかな♪
懐かしんでくれてる筈だね!
数あるボートなのにそんなことがあるんですね。
嬉しかったでしょうね。
新しいオーナーさん、大事に使ってくれるといいですね。(≧▽≦)