Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


プラハの街を早朝に歩く


カメラの調子が悪い~(泣)。
カメラを温めておくと、うまく起動するのですが、
撮っている内にカメラが外気で冷えてくると、
画面に何も映らなくなってしまう。

せっかくヨーロッパにまで来て、
これは重大アクシデントです!!!

  なんて話はこちらに置いといて…

プラハの街は、
中世以来、戦争によって破壊されたことがないので、
各時代の様々な建築様式を見て回ることができます。

ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック、
そしてネオ・ルネサンス、ネオ・バロック、
19世紀後半のアールデコ
20世紀初頭のキュービズム
そして現代のポストモダンまで。

しかも、それが一つだけポツンとあるのではなく、
街並みを形作ったり、旧市街広場を取り囲んでいたりするのです。

特に旧市街は中世以来の街ですから、
道は細く曲がり、迷路のように入り組んでいます。

この旧市街の迷路を、
地図を片手に迷いながら歩くのが楽しいのです。

国王が戴冠する時、歩いたと言われる「王の道」。
そのスタート地点である火薬塔から出発するのが、
オーソドックスなルートですが、
9時を過ぎると、観光客でごった返します。

なので、安寿は、
朝6時に宿を抜け出して、
まだ人気の少ない、清々しい街を散歩するのでした。

ひとり旅のいいところは、
相手に気兼ねすることなく、
自分のしたいことを自分のしたいようにできること。

旧市街広場の人影はまばらで、
広大なこの空間を独り占めにできます。

ヴルダヴァ川に架かる、
これも中世以来のカレル橋から、
朝日に映えるプラハ城を眺めるのも外せません。

そしてプラハ城までの
石畳の道と階段を登ります。

  狭い路地に私の靴音が木霊して響く…。

  中世の街もこんな風に、
  日曜日の朝はひっそりしていたはずです。

丘を登り切り、
眼下にプラハの街を眺め、
まだ誰もいないプラハ城へと入れば、
ゴシック建築の聖ヴィート教会は、
ペストで都市の住民が死に絶えた後も、
自らはひとり立ち続けて、
かつての都市の栄光を語り続ける遺跡のように聳えています。

今、この時空間は私だけのもの…
土地には所有権があっても、
時間と空間には所有権がないので、
この瞬間だけ私が勝手に所有権を主張します!!!

そして、カメラの調子がよくないので、
この時空をせめて私の網膜に焼き付けてから帰らねば…



プラハの街とプラハ城は日中だけではなく、
ライトアップされた夜と朝日に輝く早朝がおすすめ。

プラハ城は現役で使用されている大統領府でもあるので、
夜でも衛兵が立っていて、比較的安全な場所です。

そして、昨日の10時にはプラハを列車で出発し、
ヴルダヴァ川沿いの線路をドレスデン経由で、
ベルリンへと向かいます。

ヴルダヴァ川は、ドイツ語にするとモルダウ。
スメタナ作曲の「モルダウ」は、この川のことです。

ウォークマンを使って、
スメタナの『わが祖国』を聞きながら、
ベルリンへと列車はひた走っていきます。

アバター
2014/05/06 21:03
>ねこさん

いま、べるりん だよ~。
アバター
2014/05/05 22:20
ぷらは いるの~~~?

びっくり~~~



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