ドラマ【死神くん】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/05/07 17:29:56
【感想】いつも思うのですが、死神が余命を宣告することによって、その人がもっと生きられるはずだったのに、余命が短くなってしまうということはないのかなと思いました。今回にしても、明後日の朝に死ぬと言われ、それまでずっと部屋でじっとしていた娘が、外に出て歩いたりはしゃいだりしたせいで、ちょうどその宣告された時間に死んだわけですが、これがじっとしてたら、もっと生きられたんじゃないかと思ったり。さて、今回は深窓の令嬢と貧乏人の青年との短い恋の話でしたが、女性視点からですと、いくら惨めったらしい貧乏人とはいえ、もうちょっとでいいからマシな顔の人の方がよかったなーと思いましたw 男性視点からすると、柄本弟の顔面クオリティで杉咲花のような可愛い女の子に惚れられるというのは、憧れの設定だとは思うのですが、まだ濱田学くらいのレベルがよかったなぁ。初回のブス設定が実際そんなブスじゃなかったという妥協があったのに、今回は何故妥協しなかったw 別に柄本弟が嫌いというわけではなく、彼の年代であの顔面レベルの俳優はなかなか貴重なので、作り手側から見るとかなり使い勝手のよい俳優だろうなぁと思います。悪役からひょうきんな役まで、あの年で演じる幅が広いですよね。ただ、最近はあまりに露出が多いのがちょっと気になりますけどね。そして、前回ラストから登場した悪魔。公式サイトでは短髪なのに、ドラマや予告画像などでは銀の長髪になってますね。急遽設定が変わったのでしょうか。正直どっちでもいいのですが、眉が黒々としているところがちょっとおかしいですねw 菅田クンがんばってるなぁ。朝ドラでも大活躍でしたし、スピンオフの「ごちそうさんといわしたい!」でのぶっ飛んだ演技もよかったです。見逃した方、残念でしたね。あれマジで面白かった。そのうち再放送してくれたらいいんですけどね。結局杉咲演じる瞳は死んでしまい、柄本演じる桐嶋は、悪魔との契約をあと1つ残したまま、うだつの上がらない生活を続けているという終わり方で、前にも書いたように、設定はファンタジックなのに、ストーリーはやたらシビアというパターンの轍を踏んだようなお話でした。最後に海くらい見せてあげてもよかったんじゃないかと思うんですけどね。ラスト、桐嶋が死んだ瞳の額にキスするシーン。そこは唇だろうという気分と、花ちゃんと柄本弟のキスシーンとか見たくないという生理的な嫌悪感と、女優とはいえさすがにあの年齢では唇はNGなのかというメタ感とがないまぜになって、何とも言えない気分になりましたw 泣けるシーンだったはずなのですが…。大活躍の柄本弟ですが、さすがに色気が必要なシーンは苦手ということなのでしょうか。今回大野の空気感がハンパなかったなぁ。まぁ、元々死神よりゲストが主役というスタイルなんでしょうけどね。