名言(主に銀河英雄伝説より)
- カテゴリ:日記
- 2014/05/14 23:51:25
最近のニュースを見て、主に「銀河英雄伝説」(田中芳樹)から、いろいろ引っ張ってみました。
時折、違う作品が混じります。
「人間の行為の中で、何が最も卑劣で恥知らずか。
それは権力を持った人間、権力に媚を売る人間が安全な場所に隠れて戦争を賛美し、他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場に駆り立てることです」
(ヤン・ウェンリー)
「あなた方が口で言うほど祖国の防衛や犠牲心を必要だとお思いなら、他人にどうしろこうしろと命令する前に自分たちで実行なさったらどうですか。」
(ヤン・ウェンリー)
「きさまら権力者は、いつもそうだ!
多数を救うためにやむなく少数を犠牲にする、と。
そう自分たちを正当化するんだ。
だが、きさまら自身やきさまらの親兄弟が、少数の中にはいっていたことが一度だってあるか! 」
(ラインハルトを暗殺しようとした男)
「私は権力を持った人たちに、つねに問いかけてゆきたいのです。
あなたたちは何処にいるのか、兵士たちを死地に送りこんで、あなたたちは何処で何をしているのか、と」
(ジェシカ・エドワーズ)
「だが、結局のところ、あなたたち権力者はいつでも切り捨てる側に立つ。
手足を切りとるのは、たしかに痛いでしょう。
ですが、切り捨てられる手足から見れば、結局のところ、どんな涙も自己陶酔にすぎませんよ。
自分は国のため私情を殺して筋をとおした、自分は何とかわいそうで、しかもりっぱな男なんだ、というわけですな。
『泣いて馬謖を斬る』か、ふん。
自分が犠牲にならずにすむなら、いくらだってうれし涙が出ようってものでしょうな。」
(ワルター・フォン・シェーンコップ)
「犠牲者はいつもこうだ。
文句だけは美しいけれど」
(ウルトラマン 第23話「故郷は地球」 ジャミラの墓碑を見た、イデ隊員の言葉)
「愛国心が人間の精神や人類の歴史にとって至上の価値を有するとは、ヤンは思わない。
同盟人に同盟人なりの愛国心があり、帝国人に帝国人なりの愛国心がある
――結局、愛国心とは、ふりあおぐ旗のデザインがたがいに異なることを理由として、殺戮を正当化し、ときには強制する心情であり、多くは理性との共存が不可能である。
とくに権力者がそれを個人の武器として使用するとき、その害毒の巨大さは想像を絶する。」
(ナレーション)
【PATRIOT】愛国者 (名詞)
一部の利益が全体の利益よりまさるように思ってしまう人。
政治家のいいカモ、征服者の手先。
(「悪魔の辞典」(アンブローズ・ビアス)より)
【PATRIOTISM】愛国心 (名詞)
自らの名声を輝かせたいという野望を持つ者の火種となる燃えやすいゴミ。
ジョンソン博士の有名な辞書では、「愛国心」は「ならず者の最後の拠りどころ」とされている。
賢明ではあるが、よろしくない辞書編集者に対して、払うべき敬意は払いつつも、それは「最初の」拠りどころであると具申させていただきたい。
(「悪魔の辞典」(アンブローズ・ビアス)より)
「私は国粋主義者だ。
だから外国の国粋主義者の気持ちも分かる。」
(中曽根康弘)
「いい人間、りっぱな人間が、無意味に殺されていく。
それが戦争であり、テロリズムであるんだ。
戦争やテロの罪悪は結局そこにつきるんだよ、ユリアン。」
(ヤン・ウェンリー)
「まず、彼らと話し合ってみては。」
(ウルトラマン 第2話「侵略者を撃て」より。
バルタン星人への対策会議の場で、意見を求められた科学特捜隊隊長、ムラマツの発言)
「独裁者は出現させる側により多くの責任がある。
積極的に支持しなくても黙って見ていれば同罪だ。」
(ヤン・タイロン)
「政治は、それを蔑視した者に対して、かならず復讐するのだ。
ごくわずかな想像力があれば、それがわかるはずなのに。」
(ナレーション )
「優しさを失わないでくれ。
弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。
たとえ、その気持ちが、何百回裏切られようとも。
それが私の最後の願いだ」
(ウルトラマンA 最終話「明日のエースは君だ!」より。
ウルトラマンAが地球を去る時に残した言葉)
の一行があるからこその名言ですね。
でも、ウルトラマンAも実行はムリ、というのは承知の上だったと思います。
だから「約束してくれ」でなく、「願い」と言っているのでしょう。
ところで、某首相には、「批判は誹謗・中傷としか聞こえない」(メルカッツ提督)のでしょうか。
銀英伝は、架空の歴史小説という体裁だから、政治批判もバンバン出てくるのだと思ってました。
> たとえ、その気持ちが、何百回裏切られようとも。
頭じゃわかってるんだけどな…
実行は不可能です…><
妄国しゅ・・・?
あ、違う、某国首相は一度無責任にも政権をほっぽりだして逃げてった癖に、
今また首相になったんだからと自分勝手なことばかりしてますね。
こんなやつは裏切る前から切って棄てたい…
そういえば田中センセの作品はどれも政治批判に溢れてます(^-^;
それでも面白いんですよ♪
どこかの国の総理大臣も仲間に入れてあげましょう。
>七条、姫さん
しかも爆発しますから・・・。
田中芳樹氏の作品は、実は「銀英伝」以外は、読んでないのですが、他もそうなんですね。
>むらさきさん
喉元を過ぎても無いのに、熱さを忘れることができる人がたくさんいますね。
特に永田町あたりに。
学習しない人々が何と多いことか!
有毒ガスを周りに撒き散らすので困ってしまいますね(>_<)
田中芳樹さんの作品を読んでいると、政治家に対してかなり辛口な発言がありますよね
半島の北で核恫喝している青年大将様や、
最近、南沙諸島でベトナム船に自国の船をぶつけて来た国の主席様、
に聴かせてあげて下さい~(苦)。