Nicotto Town



音色創りの悦楽と危険

古典楽器では姿勢や呼吸法から音創りを始めますね。
エレクトリックギターの場合、それに加えて種々のデバイスがあるので
組み合わせは文字通り無限大。だから楽しいのです。

ジャズ愛好家には演奏を聴いて奏者を当てるブラインドという高尚な遊びがございます。
ロック好きもやりますが、むしろ機材や演奏法を当て、似た音色を出そうとします。

昔むかーし、ある曲のライブ録音の1stソロの音色がどうしてもわからない。
金属質で噛みつくようなフィルターっぽい辛辣な音色、フレーズは単純、
だけどエモーショナル。イコライジングかフェイズか発振か共振か?
ピックの材質やポジションも工夫したけど、今ひとつ決まらない。
一番近かったのはコインで掬いあげるように弾いたとき。うーむ……。

後に映像を見て氷解。

「こ、こ、このバカ……歯で弾いてやがる!」

はい。ジミヘンの『ヘイ・ジョー』のライブです。もちろん真似ました。
私の前歯の一本は差し歯にするまで30年近く欠けたままでしたが、
それはこの時の名残だったのです。歯でギターを弾くのはやめましょう。

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2014/05/18 22:51
いいですねぇ( ̄▽ ̄)
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2014/05/17 13:08
ジミのパフォーマンスは、The Who のピート・タウンゼントという大バカ野郎(褒め言葉)の影響です。
知人のベーシストもジミの真似をして歯が欠けている。私と大の仲良し。

『ヘイ・ジョー』は一種のトラッドらしいです。
この手のフラレ男逆上パターンの歌詞は戦前ブルースから続くアメリカの伝統芸のようです。
私はこの曲を聴くと、なぜかサム・ペキンパーの『ワイルドバンチ』という西部劇を観たくなります。
殺伐としたロマンチズム(?)が共通しているからかもしれません。
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2014/05/17 02:08
これがかの有名な…
ギター叩いて壊したとか、火つけたのもこの方ですか?
ジミヘンという名前は存知あげていましたが、この度初めて曲を聴きました。
すごくいい曲。
ギターをよく知らない私でも、例のソロにはっとさせられます。
なぜか大正琴を思い出しました。
で、歌詞探したらとんでもないこと歌ってますね(笑)
前歯を犠牲にしてまでーという話も前に聞いた気がしますが…ユースケさんのことでしたかw



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