水菓子と寒天と夏
- カテゴリ:グルメ
- 2014/05/22 19:07:55
水菓子は果物を指す言葉ですが、
子供の時は、寒天を使った夏の冷たいおやつのことだと思っていました。
葛桜とか、水羊羹とか、みつ豆とか。
中でも好きだったのは、缶詰のフルーツを寒天で固めたヤツ。
フルーツの缶詰ってだけでも豪華なのに、
寒天で固めて冷やしてあるんですよ。スイカやシャーベットよりランクが上。
粉末の寒天の小袋をあけて、上白糖と一緒にお湯でザラツキが無くなるまで溶かす。
そこにパインやミカン投入、缶詰のシロップも少々。この「少々」というのが難しい。
入れないと物足りず、多すぎるとくどくなる。毎回微妙に味が異なった。
虫捕りや渓流遊び、秘密基地作りから小休止のため帰ってくると、
時々コレが出てきて友達と共に歓声をあげる。縁側で食べる。うむ夏だ。
成人後も何度か作ってみましたが、あの美味しさにはかなわない。
モモやチェリーも入った豪華版の市販品もあるけど全然違う気がする。
やはり真夏に汗かいて遊んで友達と食べないとダメなんでしょうね。