もったいない
- カテゴリ:日記
- 2014/05/25 21:08:28
ナショナルジオグラフィック
2014年5月号
印象に残った記事は次の3つ。
・世界の食の未来
シリーズ「90億人の食」の第1回(全8回予定)
「90億人」というのは、2050年の予想人口。
その90億人分の食料をどうやって手に入れるのか、がテーマの記事。
記事の最初の言葉にハッとする。
「環境破壊の元凶は何かと言われて、食べ物を思い浮かべることは少ない。
だが実際には、増大する食料需要も地球環境に大きな脅威となっている。」
冒頭に目を引く言葉をもってきているのだろうが、食料需要が大きな脅威、という事は、あまり声高に言われないため、ギクリとする。
記事の中では、食料問題に対して、5つの提言が出されている。
・農地を拡大しない
・今ある農地の生産性を高める
・資源をもっと有効に使う
・食生活を見直す
・食品廃棄物を減らす
この内容自体は目新しさは感じない。逆に言えば、分かっていたのにやっていない事ばかり。
特に「食品廃棄物を減らす」というのは、日本は耳に痛いのでは?
ちょうど、この感想を書く前に見たニュースで「外食産業が人手不足で営業時間短縮、閉店が増えている」というものがあった。
「24時間営業」がそんなに必要なのか、というのが正直な感想。
景気のために、を「錦の御旗」にして、ムダでも金を使うようにして、長期的には自分の首を絞めているのか、と思ってしまった。
・知られざる恐竜の楽園
7500万年ほど前、米国ユタ州はララミディアと呼ばれる大陸の一部だった、という。
そのララミディア大陸で独自の進化をとげた恐竜の話。
子供の頃、恐竜の中で一番好きだったのは、トリケラトプスだった。
そのトリケラトプスの仲間(らしい)コスモケラトプス、ユタケラトプスがいた、という時点で喜んでしまった。
ここでは、様々な新種の恐竜が見つかったが、なぜここで様々な新種が誕生したのかは、今一つ不明。
多くの点で、推測の域を出ていない。
新種を発見した研究者の喜びの声が聞こえてきそうな記事だった。
・カナダ 豊かな海の恵み
カナダ セントローレンス湾の自然を紹介する記事。
古くから「豊穣の海」と呼ばれていたが、乱獲で漁獲量が減りつつあるのは、ほぼ「お約束」とも言える。
ただ、ここでは海底油田の掘削も行われ始め、影響が心配される。
ただし、ロブスターが増えている等、悪いことばかりでもないという。
今後、「豊饒の海」と呼ばれ続けられるだろうか?
どうしても、この類のものを食べなければならなくなったら、
「ウィダー in ゼリー」
にしておきます。
(↑そういう問題?)
おそらく問題が起きることでしょう。
ってよく読んだら筋肉量の低下だの精神的な問題だのすでに起きてるじゃないですか!
作る方も買う方もどうかしてますね><
内容は「ソイレント・グリーン」からインスピレーションを得たようです。
ところで、ふと思って、「ソイレント」で検索したら、そういう名前の商品があるんですね。
自分の中で「ソイレント」には、悪いイメージがついたので、欲しくないです・・・。
あのSF映画「ソイレント・グリーン」の悪夢が、
現実になるのでしょうか・・(冷汗)。
食い物をたくさん輸入しているくせに、たくさん廃棄している現実をもっと報道して欲しいですね。
>まさひろ☆*さん
「農業=自然に寄り添う」というイメージがあるだけに、農地拡大が環境破壊に繋がる、
と考えにくいですよね。
バイオエネルギーもフタを開けたら、それほどバラ色でもなかった、という感じですね。
バイオエネルギーの問題も依然やっていましたね。
地球環境に優しいエネルギーといううたい文句でしたが、結局は農地拡大をして環境破壊になり、食糧の不足・高騰で新たな問題が出てきただけという…
なかなかあっちもこっちもうまくいく方法ってないもんですね。
意識して自分の身の回りから改善していく事は大切で難しい事なんだなと思います。
・食品廃棄物を減らす
中でも廃棄分を減らすこと、これが今の日本では最も重要なはず。
もちろんほかの4つを忘れてもいけませんが・・・
明日は久しぶりに書店に行ってナショジオ買ってきます。