Nicotto Town



黒猫目日記116 (マッチングイベント)

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雨の季節がやって来た。

梅雨に入り柔らかな雨が街に降ることが増えてきてそこいら辺で蛙や河童の鳴き声が聞こえる。
ん?河童?(ー”ー)
そう云えば先ごろ街で胡瓜をねだる河童の親子が出没しておったような・・・
このところ些細な用事が重なり少々街の見回りもおざなりに成って居った。いかんいかん
気持ちを引き締めきちんとお勤めを果たさねば。

街を見回り中、釣り堀の前を通りがかると生簀の中に何やら見慣れた生き物が浮かんでいる。
あれは・・謎の宇宙生物ではないかΣ(|||▽||| )
この間の攻防で宇宙に帰ったのではないのか。まさかクマミ殿、宇宙生物の養殖なぞ始めたのではあるまいな。

「あ、黒猫目さんこの間はどうもご協力ありがとう御座いました。(Θ㉨Θ)
私たちのミッションは宇宙生物をコスモ水槽に収容して地球環境に順応させる事だったのです」
え、順応?つまり、保護しておられる?
「はい、もう彼らも無暗に釣り堀を襲うことは無いでしょう。本当にありがとうございました」
さ、さようか そ、それは何よりΣ(;´∀`)それがし、ちょいと急ぎの用が有りますので失礼致す。

あわわ・・食ったぞ、食ってしまったぞ保護動物(?)ちょいとマズかったかな(^_^;)
ええい、食ってしまった物はしょうがない。気持ちを切り替えて見回り見回り。

おや?中央広場に見慣れぬ建物があるぞ!ミニチャペル?いわゆる教会と云うものか?
そう云えばここに来る間にもやたらと花嫁を見かけたが、今は結婚式が流行りなのであろうか?
どなたか式を挙げて居られるのかな。ちょいと覗いてみよう。
マッチングイベントペア成立

うわわわわ!まただ、また天の声がする~~~~Σ(゚□゚lll)
何だ!何だ!今度は誰だ!?
「やや!(ΦωΦ)黒猫目家の小倅!こんな所で何をしている!」
うっ、白猫目家の小娘。また・・お前か・・・・・・・(:|||||||||| )
「セラムファド様と呼べというに。視察に来てみればこんな所をふらふらと貴様、きちんとお勤めを果たしておるのであろうな。」
ほほー視察とな。(|| ̄∀ ̄)その割にその出で立ち、随分と満喫して居るようではないか。
「こ、これはだな( ̄□ ̄;) べ、別に遊んで居る訳では決してないぞ。(;゚ д゚)ノノそ、そのそうだ!姫様が食すのに相応しいものが有るか調べて居るのだ。」
「貴様こそ何だそれは・・美味そうな物を持って居るではないか。味見をしてやるよこせ!」
うわわ、やめんかこらΣ(|||▽||| )

「ゴホン、あー、お静かに。神聖な場所ですぞ。」
あ、こ、これは失礼いたしました。( ̄▽ ̄;)ノ

「今、このチャペルにお越しの方には天の加護が授けられます。あなたもお聞きになられたでしょう。」
え、あれはこいつが居るから聞こえた訳じゃないのですか!?
「街でお買いもとめられた加護のある品をお持ちの方には等しく授けられる祝福で御座います」

ああ、よかった(;`∇´)~3 この小姑娘と変な因縁が付いた訳ではないのか。
「小姑娘とは何だ!ヽ(`Д´)大体貴様は昔から主家の家令たるこの私に対して余りに無礼じゃ!そもそも目上の者を敬おうと云う姿勢がまったく見えん・・・・うんぬんかんぬんくだくだくだ・・・・・」

・・・・・・・今こそ切実に天の加護を願うのは罰当たりか?(|| ̄▽ ̄)





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