Nicotto Town ニコッとタウン

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渦巻く嫉妬の甘き恋心

# - 腐った水


 ぬるい水が喉を通る。
 空っぽになったコップから、もう水は溢れない。

*

 嗚呼
 こんなに傍に居るのに

 貴女は私と違うのね どうして?

 感じる痛みさえ飲み干して、ただ傍に居られる方法だけを考えて生きていたいの


 寄る辺ない感情が溢れた夜は、貴女を想って嫉妬に狂う

 鏡合わせの二人みたいに、見る夢まで一緒なのね

*

「貴女は私」

 差し伸べた手が頬に触れる。
 
「私は貴女」

 互いの頬は熱を帯びて、指先は氷のように冷たい。
 黄金と青紫の目が見つめ合い、白銀と白の髪は交じり合う。
 吐息のような温もりが、空洞を閉じ込めて触れ合う。

 交わしあった唾液は甘く、血の味がした。

 ぬめる舌の柔らかさに似て、心まで肉のように噛みちぎる。
 噴き出た紅を舐めて吸うのも、まるで優しさのように溶け合った唇。

*

 死なない 知らない 死ねない 知れない

 こんな役立たず

 息を吸うのも苦痛なの

*

「何が違うの」

 奈落に堕ちた憶いを拾う。
 捨てきれなかった懷いを集める。

「何も違うの」

*

 貴女の琥珀色の目が欲しい

 綺麗な目

 愛されている者の目

 愛している者の目

 二人で分けて半分こね

*

「少しだけ」

 投げ出された手と手が絡み合う。
 琥珀色の目。
 私と一緒、どこも見てない。
 怯えた目。
 震える瞳孔。
 潤んだ瞳。
 笑う口元。

「交換してあげる」




*****


あ^~

#日記広場:小説/詩




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