一生懸命の人は、わかる。
- カテゴリ:グルメ
- 2014/05/29 21:31:23
今日は、ちょっといい話。
去年あたりから知り合いになったおじいさん。
息子さんがパン屋さんをやっているとは聞いていましたが、
ここのところ、業績が芳しくないんだそうです。
朝早くから、夜遅くまで、一人でパンを焼いて、
家族総出で手伝っておられるのだそうですが、
売り上げが伸び悩んで・・・いるどころか、
毎日、その売れ残りのパンを食べてしのいでいるんだとか。
おじいさんが、お弁当に持ってきたのも、
どうやらその売れ残りのパンの、まだ古いヤツのようです。
それを、もそもそと食べるのです。
その姿が・・・、ちょっと辛い。
わたしは、どちらかというとお人好しなのは、
人に言われなくても知っていますが、
今日は、タダのお人好しではありません。
大バカ野郎のお人好し。
鈴ちゃんと2人で、仕事が終わってから、
Googleマップで探しながら、そのパン屋さんへ行ってまいりました。
もう夕方の7時も近いというのに、
たしかに、たくさんの美味しそうなパンが並んでいます。
どれもこれも、こだわりがよくわかる、
丁寧な焼き上がり…だと思います。
レジのおばあさんと思しき人が、
いつものおじいさんの奥さんですな。
たしかにその息子さんのような人が、
奥で一生懸命パンを作っていました。
おおよそ、ぜんぶのパンを買ってきました。
鈴ちゃん、明日から、当分パンだねえ。
鈴ちゃん、とても嬉しそうに、
「僕たちは、きっとバカだねえ~♪」だって。
ビックリして厨房から出てきた息子さんに
余計なこと(おじいさんに聞いて来ましたなど)などは言わずに
「美味しい~っパンを探してたんです」って、一言言って去るとは
粋です
「僕たちは、きっとバカだねえ~♪」って
いずれは言える人になりたいです。
買い物難民の方とかに喜ばれると思います
いいなあー美味しいパン…
あげればいいんですよ♪
後、お昼に配達してもらうとかどうですかね?
毎日はさすがに飽きるから週2とかでやってもらうとか、
後、団体さんが来た時に大量に注文して配るとか。
そのいいところは、日清が持って行く仕組みになっています。
だから、小麦の値段は品質に直結していると聞いていますが、
下々の流通機構では、高くて良い小麦を買うのにも限界があります。
そこんとこ、精一杯小麦の質をキープすると、
そこいらへんでは、ちょいと食べられない美味しいパンが焼きあがるんでしょうねえ。
今朝から、両手につかんで食べているこのパンは、
どれをとっても、噛んで染み出るような麦の味がします。
パンの断面に見られる気泡は、均一で安定し、
発酵時間の正確さが伝わって来るようです。
いやあ、しっかり「味」のあるパンでした。
簡単に「美味しい!」だけでは、表現できませんでした。
あんまりたくさんあったので、
今日は、漁港のみんなと、うちのお客さんたちで、
「パン宴会」です。
宣伝のことも考えてみましたが、
あれは、すぐ人気が出ますよ。
時間の問題だと思います。
昨日、わたしと鈴ちゃんが、お店に入って行って、
「あれと、これと、それと・・・全部」って言って買い上げたら、
奥のパン焼き工房から、息子さんがびっくりして飛んできました。
「なんでですか?」って聞くんですよ。
「美味しい~っパンを探してたんです」って、
それだけ言って帰ってきました。
きっと、もう少し時間を稼げると思います。
「褒められる」って、人間には必須ビタミン愛ですから。
気持ちの分、美味しさが増しているがずです。
うわぁ~、いいはなしですね。
全部買ったんですか?
優しいですね。
でもそれは一時凌ぎにしかなりませんね。
何とかいい方法はないものでしょうか。
今は自宅でチラシが作れるそうですよ。
チラシを作って周辺に配ってあげてはどうでしょう?
僕も近くでしたら手伝うのですが。
パンはどうでした?美味しかったですか?
人気のパン屋さんになったらいいですね。丁寧な仕事を一所懸命続けていただいて、たくさんのファンができるといいですね。