Nicotto Town



黒猫目日記117 (戦う花嫁と、囚われ王子)

戦う花嫁と、囚われた王子

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ゴーレム(金)

先日天界の姫君アンジュ様より手紙が届いた。

婚約者の魔界の王子を助ける手助けをお願いしたいとの事。

天界か・・・・・(  ̄_ ̄) 昨年の七夕に天に帰ったテンコはどうして居るだろう。元気にして居るだろうか。
アンジュ様とは随分出で立ちが違うが、天界にも色々な国が有るのじゃろう。
しかし、テンコと同じ天の国のよしみ、これは一肌脱いで差し上げたいものだ。

手紙に添えられた住所に赴くと戦いのための防具が売ってあったが、いささか魔界に乗り込むには心もとない武具じゃ。
厚手の胴着に鉢回し、鍋蓋のような楯に木刀では強大な魔物と戦うには少々不安じゃ。
と、思っていたらちゃんとした鎧兜も置いてあるそうな。
うわっ!( д) ゚ ゚ こちらはさすがに値が張る。
しかし、背に腹は代えられぬ。大事に取って居った虎の子を泣く泣く財布から取り出した。

そこそこの身支度が整った所でいざ参らんと魔界に勇み出たがそこには巨大な岩のような魔物が待ち受けていた。
ゴーレムと云う怪物だそうな。
封印された『王子の恋のハート』を守りこちらを不気味な眼差しで睨みつけている。

うええ!こんなのとやり合うのか ((((;゚w゚)))) これはちと分が悪いんじゃ・・・・
「本当はわたしだけの力で王子を助け出したいのだけど・・・でも・・・」
ううう、うら若き乙女にそんな風に言わせて尻込みするようじゃ男がすたるってもんだ!(  ̄皿 ̄)
ゴーレムだろうがゴリラだろうがかかってこいやーーーー ( TДT)q
 茶太 >BUMOBUMOBUMO(泣きながらいきがるもんじゃない)(・ω・)

長く苦しい戦いが続いた。
3人がやっと立てる岩場の上で同じくアンジュ様の御助成を買って出た勇の者たちと力を合わせて何とか
『王子の恋のハート』をすべて取り返すことが出来た。

「ううう・・ここは アンジェ!きみがぼくを助けてくれたのか!」Σ(・□・)
「ダーク・・・」(^▽^)♥

「待って、お兄様は渡さないわ!」✧ヽ(`Д´)
「サキア、止めるんだ。僕はもう迷わない。魔界と天界の壁を打ち破りアンジェと共に生きる」( ー”ー)q✧

「そんな!お兄様。・・うええ~~~~~~~~ん。お兄様が取られちゃう。」・゜・(ノД`)・゜・

 うっ、(|||▽||| )もしやこれは俗に云うブラコンとかいうやつか

「サキア、私はあなたのこと恨んではいませんわ。
だってあなたはダークの妹これからは私のいもうとになるのですもの。」(^-^)
「・・・・・お義姉さま・・・・・・・」(´; .;`)

やれやれ。一応の大団円を迎えた様だがアンジュ様ご油断めさるな。
これから新たなる戦いの火蓋がが切って落とされるので御座るぞ。

嫁と、小姑のな。( ̄ー ̄)






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