赤目でみつけてみせるから。セトカノ
- カテゴリ:自作小説
- 2014/06/14 22:41:02
*セト*
君はいつも自分のことを嘘つきだという。
君はいつも自分のことを醜くて汚いだけだという。
君はいつも自分で自分を殺している。
君はいつも独りになることを恐れている。
君はいつも自分に素直になれないという。
君はいつも・・・・・・。
今ので分かっただろうか。
俺はカノのことが好きだった。
それは今も昔も変わらない。
大好きで愛おしくてたまらないのだ。
さっきも言ったがカノは自分のことをよく思っていない。
自分のことは絶対に後回し。
どれだけ自分が辛くてもいつも俺たちのそばにそっと寄り添って俺たちの涙を拭ってくれる。
カノは俺たちにとって、俺にとって、真っ黒で闇が似合うヒーローだ。
だけど、カノは自分のことを話したがらない。
たとえ話したとしても
「所詮、僕は嘘つきの化物なんだよ。
だけどさ、もしもそのときが来たなら、その赤目で本当の僕を見つけてね」
といわれるだけだった。
カノの言うその時、とは一体いつなのだろうか。
その時が来れば分かる、とも言っていた。
それはそうと、さっきから・・・というか朝から一度もカノの姿を見ていない。
それどころか靴すらない。
異常なまでに胸騒ぎがする。
いま、探しに行かないとカノが消えてしまうような気がして仕方がない。
不安になった俺はアジトを飛び出した。
もう、空は闇に飲まれていた。
*カノ*
犠牲者は僕一人で十分だ。
みんなが幸せに笑って暮らせていけるならそれで十分だ。
僕はアジトから歩いて5キロほど離れた廃ビルに来ていた。
ここで取引をする、という約束なのだ。
取引相手はクロハくん。
まぁ、取引といってもクロハ君に僕の体を渡すだけ。
私てしまったら最後、僕の精神は完全にクロハくんの支配下になる。
いつかみんなを裏切るかも知れない・・・・・
いつかみんなをコロシテしまうかもしれない・・・・・
誰かに止めて欲しかったのだろうか。
僕にはもうぼくが分からない。
僕の時間は一刻一刻と減っていく。
誰か助けてよ・・・。
ねえ、みんな・・・。
セト、怖いよ・・・・。
続きは今のところありませんw
もしいるなら息抜きに書かせていただきます!w
これで終わりっすか!?
え、ちょ、気になっちゃうな~!なんて、思っちゃってるけどー!(うるさい
いい、ね!?←
ちなみに続き描かないとおしるコーラ2Lブッかけるからね~bb