赤目で見つけてみせるから。Ⅲ (セトカノ)
- カテゴリ:自作小説
- 2014/06/15 22:56:17
*カノ*
ここは・・・どこだろう・・・。
僕は、どうしちゃったのだろうか。
というか、僕は誰だっけ・・・?
何も思い出せない・・・・・。
思い出そうとすると頭痛に襲われる。
そうだ・・・。
欺かないと。
あれ・・・?
欺く・・・?
どうやって・・・?
誰に向けて・・・?
なんのために・・・?
嘘をつく・・・?
もう、僕には僕がわからない。
怖いよ・・・。
助けてよ・・・。
怖いよぉ・・・・セト・・・・。
セト・・・?
誰・・・?
セト、という名前に何故か懐かしさを感じる。
「お前に一日だけ時間をやる。
その間に俺の消した記憶を取り戻すことができたら、
その時はお前の身体は完全に開放してやる。
お前の仲間の安全も約束してやる。」
仲間・・・?
記憶・・・・?
「じゃあな、
【欺くの子】
・・・・頑張れよ。」
その声が聞こえた途端僕の意識は再び別の空間に連れて行かれた。
目が覚めると知らない人達が僕の顔を覗き込んでいた。
「わ、わぁぁぁぁ!!????
あ、あなたたち誰ですか!?!?」
僕の声は非常に情けなかった。
「え、もしかして覚えてないんすか?」
緑色の青年は泣きそうな声だった。
「カノ・・・・?
大丈夫・・・・?」
もこもこの少女は心配そうだった。
「セト・・・。
仕方ないだろう。
盗ませてもらえ。
あいつもふざけているんだろう。」
目つきの悪い少女は緑色の青年に言った。
盗む・・・?
なにそれ。。。
せ・・・と・・・?
「そうっすね・・・。
カノ、ごめんっす!」
青年の目は赤く染まっていた。
~~
何がしたいんだろうか・・・
明日の朝、できれば投稿させていただきます!!
やっと本題に入れたかな~・・・w
なんてっこったいww
続き楽しみだ!