☆ブリキとトタンの違い
- カテゴリ:その他
- 2014/06/20 00:03:24
ブリキとトタンは同じように見えても違うものです。両方とも鉄板にメッキしたものですがそのメッキの金属と仕組みが違います。
トタン:鉄板に亜鉛をメッキ
ブリキ:鉄板に錫をメッキ
ところで、化学の授業で習ったと思いまずが、亜鉛>鉄>錫の順にイオン化しやすくなります。つまり、錆びやすいわけです。
またここからが面白いところなのですが、トタンは傷がついても亜鉛の方が先に錆びるので鉄の腐食を防ぎます。さらには亜鉛が溶けないうちは鉄が錆びなことになります。
このようなことからトタンは屋根などに使われます。
一方、錫は鉄より錆びにくいので、ブリキは傷がつかないかぎり、表面の錫がしっかり鉄を守ってくれます。さらに、錫はほとんど毒性がありません(亜鉛は摂りすぎると有毒です)。
このようなことからブリキは缶詰に使われます。
ただし、缶を開けると切り口では鉄が露出しているので、腐食が始まります。そのため缶詰を空けたら、別の容器に移し替えて保存する必要が出てきます。
プラスチックのイタを
トタンと思ってました。