引っ張りすぎ?
- カテゴリ:日記
- 2014/06/22 21:05:25
まんげつのよるに
木村裕一 作
あべ弘士 絵
メイとガブの友情物語もいよいよラスト。
「約束の地」へ辿り着いたメイ。
その地に住む動物たちも友好的で平和な土地だが、メイの心は晴れない。
なぜなら、ガブがいないから・・・。
が、絶望の淵にいたメイは、ある時、ウワサ話を耳にする。
この近くにオオカミが現れたらしい・・・と。
全7巻(+特別編1巻)という知識がなかったら、前作までで終わり、だと思っていただろう。
が、続きがあった。
前作のラストのままだと、あまりに悲劇的すぎる、という声があったためか、著者がもっと救いがあった方がよい、と思ったためだろうか。
個人的には、引っ張りすぎ、という気がする。
メイとガブの再会は韓流ドラマでありがちな展開。
悲しい物語として、6巻で終わっていたままの方がよかったのでは、と思う。
メイとガブには、6巻のラストで異なる選択をして欲しかった、という点は変わらないが・・・。