Nicotto Town



おじいちゃん家・・・

あかね「ねえ?蜂谷くん・・・?」


あかねちゃんの声で・・ふと気づく・・

そう、妄想が先走りしていたのだ・・・・

蜂「あ・・い・・稲葉さん・・」

あかね「暑いね?大丈夫?ボーっとしてたよ今・・」

蜂「あ・・・大丈夫・・」

あかね「どっかいくの?」

蜂「あ・・と・・図書館に・・」

妄想のようにならないかと・・やっぱし嘘をつく・・・

あかね「ふーん・・そうなんだぁ・・」

変な期待をする僕は・・不自然な沈黙・・期待した答えは返ってこない・・

蜂「稲葉さんは・・・?」

あかね「おじいちゃん家いくのー」

蜂「あ・・そ・・そうなんだ・・」

あかね「うん・・」

間が・・どんどんぎこちなくなっていく・・

蜂「え・・近くなの・・おじいちゃんの家・・?」

あかね「そうだよー、じゃあ私もう行くね・・バイバイ」

蜂「バイバイ・・」

なんだ・・おじいちゃん家か・・

なんだ・・

なんだ・・

おじいちゃん家・・図書館・・おじいちゃん・・図書館・・

僕は時々振り返って・・何度かあかねちゃんの後ろ姿を見送った

スーパーに通りすぎて・・嘘をついたバカな僕は

意味もないのに、一応図書館に行った・・

これで嘘じゃなくなったぞ・・って・・何してんだか・・僕・・

歴史マンガの福沢諭吉の本をパラパラっとめくり・・

とぼとぼ・・家に帰って・・100円を貯金箱に入れ・・

部屋で寝転がって・・夕方になり・・夕飯を食べて・・

テレビを見て・・

眠った・・・

それから何日か・・おじいちゃんの家にもしかしたら

あかねちゃんがいるかも・・だったら・・また会うかもって

駅前通りを意味もなく歩く・・僕がいた・・

会えるわけもなく・・小学3年の夏休みは終わっていくのでした・・



つづく・・・・

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2016/05/14 00:15
|ω・`)ノ ここに失礼します
 inしてたら相談乗って;;
アバター
2014/10/11 23:59
長いww






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