邦題：マックスの冒険　インカ帝国の謎
原題：Ｍａｘ　ｉｓ　Ｍｉｓｓｉｎｇ
　　　（迷子のマックス）
ジャンル：アドベンチャー？
映像時間：９５分
制作：ペルー＆アメリカ
言語：英語
字幕：日本語
日本語吹き替え：なし
発売元：スリイエムエンターテイメント

http://www.amazon.co.jp/マックスの冒険-インカ帝国の謎-DVD-アーサー・ケンペル/dp/B001H1FWDQ


１９９５年制作のアメリカのテレビ用映画です。

既に発売元のＭ３エンターテイメント自体が危ういためか絶版となって

います。

劇場公開されている物ではなく、最初からテレビの特番用に作られた

Ｂ級作品とでも言いましょうか、日本で言うと火サスみたいなものかもしれません。

１話だけの特番で、シリーズも無い。

テレビドラマなのでディズニー配給の数百億円の制作費用の豪華な

映画とは比べられないものです。


おっと・・・

今、またＢ級かよ。　いい加減にして！

と思ったそこのあなた。　m９(＾ω＾)　←指差すな

少しでいいから下の動画を見てください　<(_ _)>　＜おながいしまつ

http://www.youtube.com/watch?v=LAc5SRx9B-w


テレビ映画だからと言ってあなどれません。

物語は世界遺産、ペルーのマチュピチュが舞台です。

確かにハイビジョンとかではありませんが、マチュピチュで冒険している

話に陰りはありません。

画素が少なかろうが画面が綺麗です　(´ω｀)＜さすが世界遺産

言語は英語のみ、吹き替えなし、マイナーテレビ映画で字幕がいい加減

なので、字幕を読みきる前に消えてしまうこともあります。

しかし子供向けだからでしょうか？　簡単な英会話が多く、字幕を

見落としても英語の台詞だけで理解できる場面が多くあります。

台詞の発音も訛りがあるようには聞こえないので理解はスムーズ

な方だと思います。

映画鑑賞の吹き替えなし入門にピッタリです。　ヽ(ﾟωﾟ=)



物語は主人公のマックス少年が、お父さんとマチュピチュに旅行に行く

所から始まります。

主人公マックスはつい最近まで母親と暮らしていましたが、両親が離婚する

事になってしまい、傷心の息子を慰めようと、仕事である考古学の研究ついで

に息子をマチュピチュに誘ったのです。

しかしマックスの気分は晴れません。

なぜなら親父が一緒に連れてきたのはマックスだけではなく、考古学で

助手をしている女性と同伴だからです。

親父の浮かれ方、助手の女性のなれなれしさ、マックスは子供心に親父が

この女性と再婚したいんだとわかってきたのです。

母と別れた気持ちを慰めるはずの傷心旅行で、親父が浮気していた

相手と同伴・・・

マックスにはやりきれない旅行だったのでしょう。

そんな親父を見たくも無い気持ちの中、彼はマチュピチュへと到着した

のでした。

イチャコラする親父を尻目に、世界遺産の美しい景色で心を満たそう

とするかのように、マックスは親父から離れて遺跡を一望できる

マチュピチュ山に登っていくのです・・・



すると途中で超怪しいおっさんが逃げてきて、荷物を預かって欲しい

と懇願します。　マックスはメチャ困りますが、強引なおっさんに荷物を

押し付けられてしまい、おっさんは更に山頂に向かって逃走、その後を

さらに怪しい２人組が追いかけていきます。

ここでマックスが自分の立場のわかる旅行慣れした人ならば、

預かった荷物をその場に隠し、即下山。　地元警察に通報し、

荷物を隠した場所へ警察を案内するのが多分有効だろうと思いつく

はずです。

だって中身が麻薬だったら帰国どころか濡れ衣で刑務所行きです。

ところがマックス少年には厄介な事に巻き込まれた事は理解できるものの

都会育ちで安全な国に居たせいでしょうか？　それとも親父について

来ただけなので、自分の居る国が日本の外務省の注意書きに、

８０年代からテロが盛で、強盗窃盗に次いで外国人の誘拐が多く、

自分の状態をきちんと把握して危険な場所に行かないように、移動中

はタクシーであっても、カギを掛ける様に等の指示がされている国で

あることを知らないせいでしょうか？　それとも現地の言葉が解らず

観光地だから安全だと思っていたのでしょうか？

マックスはそのまま山を登り続けます。




そして決定的な瞬間！

マックスは先程荷物を無理やり押し付けたおっさんが、後から追いかけて

いった怪しい２人組に崖から突き落とされるのを見てしまったのです！

マックスは驚いて怪しい親父に駆け寄って助けようとします。

そう、自分がいかに危険な所に足を突っ込んでいるのかの理解より、

自分の目の前で殺人が起きていることの方がショックだったのです。

彼の今までの悩みと言えば、両親の離婚や親父の不倫と言った

悩みしかありませんでした。　確かに重大問題で、マックスの頭の中

はそれでいっぱいだったに違いありません。

しかし自分が見たものは、生きている両親の不仲とかそう言うレベルを

はるかに越えてしまった、人殺しの居る犯罪の世界だったのです。

この時自分の身を守る知恵が少しでもあったら、犯人に姿を見られない

ように行動するとか、トラブルの原因である預かり物をどうにかすると

言うものだったでしょうが、大学教授の息子でテレビゲームをマチュピチュ

まで持ってきて、景色も見ないで任天堂のゲーム機で遊ぶ子供には

どうしていいのかを聞くべく、崖から落とされたおっさんに話しかけて、

自分が預かった荷物を返そうと話しかけるという最悪な事しか出来なかった

のです。

勿論大声で救急車を呼んでと叫び、犯人に自分の位置を知らせてしまいます。

こうして主人公の少年マックスは、犯人の２人組に顔を見られ、荷物を

預かっている所まで見られ、独力で親元に逃げ帰るしかなくなったのです。

相手がどんなに極悪な密輸団のメンバーだったとしても・・・



２人組の密輸団に追われるマックス！

地元の言葉がわからず警察が何処にあるのかも解らない！

ようやく知り合った言葉が通じる少年は、観光客から荷物を騙し取る

観光客狙い専門のかっぱらい！

密輸団に先を越されて親父が人質！

現地の言葉が解らないので警察にも密輸団が先に手を回している！

崖から突き落とされて死んだおっさんの死に際の言葉、

「セクシーウーマンに会え！」　とはいったい何か？

※ネタをバラすとセクシーウーマンではなくサクサイウワマンと現地語（ケチュア語）
で言ってますが、英語圏の人にはセクシーウーマンと聞こえると言うダジャレです。
Saksaq Waman：サクサイウワマン；満腹ハヤブサの意は、ペルーのクスコにある、
マチュピチュとは別の世界遺産です。　英語のダジャレの勉強になるか？　ヽ(ﾟωﾟ=)

おっさんから渡されたペルーの観光客相手に売られている石仮面

（台湾製）の秘密とは何か？

なんで密輸団は台湾製のペルー土産の石仮面を人殺しをしてまで

奪おうとするのか！？

謎の女占い師が予言したインカ帝国の秘宝とは！？

インカの王様に会えといわれて渡されたタクシーの名刺にはいったい

どんな謎が隠されているのか！




関係ないけど喋るのはオスだけでメスは喋らないよって・・・



それはインカの秘密
じゃなくて
インコの秘密だ！
　　　　　　Σ(･ω･ﾉ)ﾉ



おっと、気がついたら３０００文字でした　(´ω｀)