Nicotto Town



うちわサボテンの思い出

こんばんは、今日は2回目の更新です。


うちわサボテンが開花しました。

農園に置いてます。

うちわサボテンには思い出が有ります。

仕事の上司との思い出。

とても寒い冬の日によれよれの小さなやせ細ったうちわサボテンが有りました。
冬の寒さがだんだんと厳しくなり、日に日にやせて皮ばかりになってゆきました。

掃除の時にsyocoはいつもそのうちわサボテンに暖かくなる日まで頑張ってと声をかけてました。

ある日また挨拶によったら窓辺にうちわサボテンがなくなってました。

びっくりしたsyocoは「うちわサボテンはどこ」と皆に聞き回りましたら、上司が捨てたと言うのです。

怒ったsyocoは上司に向かい「あのうちわサボテンはまだ枯れてない!! 頑張って厳しい冬を耐えているのにどうしてそんな惨い事するんですかっ、捨てた鉢をちゃんと見つけてここに戻して下さい!!」と言いました。

上司はsyocoの言い分を聞きながらうなずき、「確かにその通りね、はい探してきます。」と答えました。
内心syocoはもう無理だろうなと思っていたら、次の日の窓辺にちゃんとそのうちわサボテンの鉢が置いてありました。相変わらずやせ細った姿のままで。

それからさらに果肉はなくなり皮だけになりました。春のきざしが見えた頃、そのサボテンは少し元気になりはじめてとうとう普通のサボテンになりました。

そんなある日、サボテンを見ているsyocoの所に上司が来て「元気になったね」と語りかけました。

上司はあの後、やはりそのサボテンの様子を見ていたようでした。

ある日syocoは他部門に移動になりました。慣れない部門で少々疲れ気味の時、新しい部門の上司に呼ばれていくと、上司の机にはそのうちわサボテンの鉢が有りました。

「大切なものだから届けて欲しいと言われた」とその上司はsyocoにサボテンを渡してくれました。

syocoはその鉢を見て固い心がほどけてゆくのを感じました。
そして頑張る勇気と共にsyocoと共に仕事する方々の心の暖かさも身にしみました。

それから随分月日が流れましたが、今年も昔の上司にお菓子をお中元に送りました。

夏はやはり久しぶりに会いにゆこうかな・・・。そうしよう。




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2014/07/09 13:50
植物はみんな人間の心を理解するらしいです。
褒めると一生懸命咲いたり、実を付けたりします。
だから庭のバラや百合にも一生懸命話しかけます。
以前アロエを頂いてあまり好きじゃない、といってたら全部枯れてしまいました。
アロエは丈夫なのに…、と下さった方が言ってました(恐縮)

なるべく優しい言葉で毎日を過ごしたいですね。



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