愛の軌跡
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/18 11:32:05
あなたが背中を見せて
さようならを言ったのは私
心の中での叫びだったから
あなたは聞くこともなくて
ただ靴音だけが響いていたはず
そんな表現しかできなかったのか
あなたをひきとめるとか
泣き叫ぶとか
そんな態度ができなかったのか
ただ後悔だけが残るなんて
一人広い部屋に帰ると
夕立が降ってきた
あなたは濡れていないだろうか
雨宿りできただろうか
もう心配なんてする必要もない
夕立の雨雲が去っても
太陽が眩しいほど辺りを照らす
私は必死で探す
陰になった暗闇を探す
自分の影が怖い
影は言っている
どうして追わなかったんだい?
泣きじゃくる幼子のように
だって だってを繰り返す
だって偽りになった愛なんて悲しすぎる
あなたは誰のもとに帰っていくの
私の帰る所はどこなの
時を駆け抜けるように
一羽の鳥が空に線を描く
ぷっつりと切れてしまった二人を裂くように
明日なんか見えなくていい
この暗闇にとどまっていたい
二人のぬくもりが残るこの部屋で
あなたの面影だけを抱いていたい
たとえそれで深みにはまろうとも
悲しくて悲しくて
恋しくて恋しくて
ただそれだけ
愛していたのに 今は
焼けて灰になった愛の姿だけが
いつもありがとうございます。
最近は、ほっこりするような詩も書き始めました。
昨日と一昨日の詩を見てくださいね。
悲しい詩もいつかはほっこりと心が休まるようにと…。
いつも読むと 色々と 考えてしまいます^^
恋愛は ニコタよりも 奥が 深いかもです・・・。
暑くなりました^^
お身体に 気を付けて 頑張りましょう!!