ドラマ【東京スカーレット】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/07/23 17:11:33
【感想】今回は事件そのものが面白いものでした。正直最近見た刑事ドラマでは、プロットは卓抜していたと思います。今回の脚本も初回と同じく岩下悠子氏で、彼女はテレ朝の水9や木8でおなじみの脚本家さんです。他にも櫻井氏と入江氏の2人が脚本担当に名を連ねていますが、トップが岩下氏で初回と2回を担当したということは、メインの脚本家ということなのでしょう。やはり女性が主人公だからでしょうかね。ただ、事件としては最高に面白い部類だったのに、見せ方がどうにもいただけなかった。彼女はキャラクターを描くのが苦手なのでしょうか。誰1人として俳優の個性を活かしていないどころか、個性を殺してすらいる。レギュラーキャストのほぼ全員が個性的な俳優さんだけに、本当に残念としか言いようがない。あと、ストーリー展開にもちょっと難があって、誰かが書いたシナリオをに沿って走らされているような気がする…から、いきなり事件解決に持って行ったのは、さすがに唐突な感じがしました。見返してみれば、そこここに伏線が張られているのかもしれませんけどね。また、最後頃にはお約束のお涙頂戴になったのも、ちょっと白けてしまいます。犯人たちのシーンはさらりと流して、漫画家が村に帰ることを決めて、村人たちに温かく迎え入れられるシーンに移り変わった方がよかったんじゃないかと思います。しかしすごいなぁ。世界的な人気を得た漫画家は、ちょっとした企業くらいの税金を納めてるってことか…。その税収で診療が無料になったり福利厚生が充実する…いいですね。人気が出た漫画家さんには、ぜひどこかの田舎に住民票を置いてほしい。一口に田舎と言っても、いろいろありますからね。村おこしが成功したところ、失敗したところ、そもそも何もしていないところ、何かしたいけど人も金もなくてできないところ、などなど。そういえば、今地元に残って就職するマイルドヤンキーという言葉が流行してますよね。地元に残るという意味では、私もマイルドヤンキーの部類なのかしら…。しかしまったく全然ヤンキーっぽい要素はないぞ。と、話がズレてしまいました。ともかく、早く櫻井回が見たい!という一心で見ているのですが、事前にその回が誰の担当なのかがわかりません。初めて分かるのは放映最後のエンドロールのみ。相棒だと公式サイトの予告に出てるんですけどねぇ。まぁ、今回のような拾い物のような回もあるので、それはそれでいいかと思いますが、今期見たいドラマが多すぎるので、ちょっと困りますね。しかし火曜日のドラマはどれも視聴率が若干引くくらい低いですね。そもそも火10にドラマ枠が3つも重なっているのが原因かと思われます。どう考えてもお互い食い合ってるよな…。