ちょっと宗教的だから、読まない方がいいよ。
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/24 00:10:00
タイトル:地獄の門とニュクス様。
死んでから見る事の許される「神の視座」。
音も光も無い、真の闇・・・。
ここへ真っ直ぐに落とされるは必定。
地獄の門であるわれをくぐりたければ、人間である事を忘れよ。
そなたがまだ自分が人間であると、そなたを縛っているすべての記憶から解放されよ。
その手助けはできぬ。
そなたの記憶と鎖を解き放つ力は、そなたのモノ。
われを過ぎれば、そなたは魂の記憶と鎖を見ることになる。
われを過ぎれば、また輪廻転生を繰り返す事だけが許された道と気づく。
われを過ぎれば、真の終わりを与えてくださる存在に出逢える。
そなたは逢えるか?
ニュクス様の振り下ろすデスサイズに。
われは門にしてニュクス様の片目。青き眼なり。
神に使われし、神の代理にして王の中の王。闇の支配者にして終焉を司るモノ。
それがニュクス様。神に与えられし、唯一の武器、デスサイズを操るお方。
デスサイズは・・・因果律を変える神の武器。
悪は転じて善となる。
転悪成善(てんあくじょうぜん)の役である。
一かけらの善も成せぬそなたであってもよい。
悪は転じて善となる。
悪が大きいければ、大きいほど大きな善となる。
それは悪い事をせよ。と、言っているのではない。
悪しかできない。無自覚であろうと、意識であろうと、
どんなに自分の力で悪を拒もうと・・・
縁が来れば悪しかできないと、因果律を知る時。
われはそなたを認め、門を開き、そなたの前にニュクス様は現れ、デスサイズを振り下ろされる。
明らかに知るがよい。
因果律を学ぶがよい。
さすればわれ、門を開こう。
ニュクス様は喜んで振り下ろされる。
転悪成善の役。
因果律を変える神に与えられし唯一の武器。
デスサイズを。