ドラマ【軍師官兵衛】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/07/28 17:28:55
【感想】前回始まって以来の高視聴率をたたき出した軍師官兵衛、先週はその話題で持ちきりで、中には岡田を持ち上げる記事までありましたが、1回くらい19%超えたからといって、まだまだこれから長く続くんだし、諸手を挙げて喜ぶほどのことでもないのにと思っていたら、今回は最低とまではいかないものの、ダダ下がりでしたねw 裏にフジの27時間があったからでしょうかね~。あちらは生で見てこその番組ですしね。ちなみに私は今まで27時間テレビを1度も見たことがありません。ザッピングしててチャンネルが合っちゃったくらいはあるかもしれませんが。さて、正直今回はあまり面白くありませんでした。大返しの一本道のストーリーだった上、明智との対戦に期待していたのに、あまりにもあっけない終わり方。官兵衛が姫路の家族に会うだ会わないだのグダグダをあれだけ尺取ってやるくらいなら、約半年に渡ってレギュラー出演してきた明智光秀の最期をもうちょっとちゃんとやってほしかったな。山崎の戦いが、川を挟んで相対する両軍のCGと、陣中の光秀とその家臣たちのシーンだけって、あまりにも寂しすぎるでしょ…。実際山崎の戦いは、秀吉側の一方的な戦いで、あっと言う間に終わったようですけどね。さて細々としたエピソードを見て行きましょう。秀吉が信長存命という偽情報を流したのは本当のようで、荒木村重の謀反の直接原因ともなった例の中川清秀の元にもそういう内容の文が届いたそうです。ということは、清秀だけでなく他の武将にも出している可能性は高いですよね。清秀は後に高山右近などとともに、羽柴軍に参戦していましたね。また、姫路で長政が会った糸は、大方の予想通り長政と結婚します。ただその後の人生は平坦とは言えませんでした。それはまぁおいおい見ていくとして、この時糸が姫路にいたとはちょっと考えにくいですよね…。これはほぼ間違いなく創作でしょうな。このくらいなら全然いいですけども。それから、光秀が朝廷に銀子500枚を献上したのも事実で、信長と違って朝廷を重んじる方針だったのは確実なようですね。やはり信長が朝廷を軽んじていたことに、反感を持っていたのでしょうか。この頃光秀は「三日天下」と揶揄されるように、天下人として振舞っていましたが、決して諸将から認められた天下人ではありませんでした。そのへんに光秀の周旋不足を感じざるを得ません。官兵衛は光秀の失敗から、名だけでは天下人にはなれないことを学んだのではないでしょうか。これから官兵衛が、秀吉を名実ともに天下人に成長させていくわけですが、その手腕を見るのが楽しみですね。