挙一明三
- カテゴリ:勉強
- 2008/12/21 09:14:07
挙一明三(こいちみょうさん)
意 味: 「一」を挙げて示せば、ただちに「三」を理解すること。
非常に賢くて理解の早いたとえ。
参照:四字熟語データバンク
なんか寂しいので似た諺でも♪
一を聞いて十を知る(いちをきいてじゅうをしる)
「一を聞いて十を知る」とは、物事の一端を聞いただけで、
そのすべてを知ってしまうという事です。
ですから、これはとても聡明(そうめい)である事を言い表す言葉です。
孔子(こうし)と弟子の子貢(しこう)との次のような対話が
論語(ろんご)の中にあります。
「子(孔子のこと)、子貢に問いて曰(のたまわ)く、
汝(なんじ)と回と孰(いず)れか愈(まさ)れる。
対(こた)えて曰く、賜(子貢のこと)や、何ぞ敢(あえ)て回を望まん。
回や、一を聞いて十を知る、賜や、一を聞いて以て二を知る。
子曰く、如(し)かざるなり、吾(われ)と汝と如かざるなり。」
意味は、次の通りです。
「孔子が子貢に問いかけました。
お前と顔回(がんかい)とでは、
どちらが優れているか。子貢は答えました。
私はとうてい回の足元にも及びません。
回は一を聞いて十を知る事が出来ます。
私は一を聞いてもニしか知り得ません。
すると、孔子が言いました。その通りだ。
私もお前と同じで顔回には及ばない。」
ここに出てくる「顔回」という人こそ「一を聞いて十を知る」人なのです。
顔回は孔子の一番弟子ですが、若くしてこの世を去ってしまいました。
しかし、孔子が最も愛し、かつ尊敬した人物なのです。
論語の中には、孔子が顔回を褒めた言葉が他にもあり、
いかに孔子が顔回をかわいがっていたのかを知る事が出来ます。
それだけに顔回が亡くなった時の落胆ぶりはひどかったようです。
言われたことを総て理解できれば充分ですよね。
最近は、最後まで聞いてくれないことの方が増えた気がするのですが・・・
この前、テレビで誰かが言っていましたが、
携帯やネットの普及の影響でしょうが、会話をするとき、
相手の目を見て話をしなくなったと言ってました。。。
これって、弊害の一つなんでしょうね。。。
半分も理解できないことも多々あります。