スロージャズ
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/08/05 09:30:30
お休みの前の日には
あなたに誘われて
夜道を愛車で飛ばしていく
何も言わなくて 黙ったままで
今夜は何処へ行くの
行き先なんてない
いつものあてのないドライブ
眩しいライトがアスファルトを照らして
行き交う車の隙間をぬうように
滑り込んで行くあなたの車
私はそっと音楽をかける
心地いいスロージャズの流れに沿って
シートにもたれながら
時折あなたの表情をのぞく
今 何を考えているの
暗い道端の煌々とした明かりに誘われるように
あなたの車が吸いこまれていく
カフェで一休みして
たばこをくゆらせて
でも 何も言わないあなた
煙の向こう側にいるあなたは
何を考えているの
なぜ私を誘うの
こんなに私の心は
あなたを求めているのに
またすべるように車は走り出す
「疲れたかい?」
あなたの声が聞こえた
「少しね」
私の声が聞こえた
これからどこに向かうのだろう
私のこの想いも
あなたの目の先も
ほの明るくなった空には
どんな星が隠れているのだろう
これでいい
このままでいい
時が止まったとしても
この場所でいい
あなたが私を求めてくれているのなら
コメント、ありがとうございます。
素敵な詩ですね。詩を書かれると走りませんでした。
でも、奥深い芸能の世界にいると、こんな詩が書けるのかもしれませんね。
また、詩のお話でもしましょうね♪
僕がすきなところにいくだけなのに
ちゃんと 君はいっしょにいてくれた
そして いつのまにか
そこに君がいるのが あたりまえになった
いないと 不安になってしまう
君がいてくれること それがぼくでいられる
君のこと考えて 走れるようになった
ちゃんと いてくれるかなって考えながら
今 君と僕とで 僕自身ができているんだ