引用
- カテゴリ:日記
- 2014/08/06 22:09:11
「銀河英雄伝説」(田中芳樹)より
「私は少し歴史を学んだ。
それで知ったのだが、人間の社会には思想の潮流が二つあるんだ。
生命以上の価値が存在する、という説と生命に勝るものはない、という説とだ。
人は戦いを始めるとき前者を口実にし、戦いをやめるとき後者を理由にする。
それを何百年、何千年も続けて来た。」
-ヤン・ウェンリー
「救国だの、愛国だの、憂国だの、といったごたいそうな語句に、私は美や誠実さを感じることができない。
そんな台詞を恥ずかしげもなく言いたてる連中にかぎって、安全な場所でぬくぬくと安楽な生活を送っているのは、どういうわけだろう。
全く人間というものは、戦場から離れるほど好戦的になる。」
-ヤン・ウェンリー
30年近く前の作品なのに、未だにその言葉が通用する、というのもなんだか・・・。