ドラマ【警視庁捜査一課9係】【ST】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/08/07 12:28:47
【あらすじ】歌劇団出身の大物女優・翼舞衣が主演する舞台の稽古中、俳優やスタッフが次々と食中毒のような症状を起こし病院に搬送された。そして控え室では舞台にダブルキャストで出演することになっていた女優・朝日奈美玲の死体が発見される。倒れた4人は全員舞衣が稽古前に作った野菜のスムージーを飲んでいた。スムージーにはグリーンクロッカスという毒性のある植物が入っていた。舞衣はグリーンクロッカスをギョウジャニンニクと思い込み、スムージーを作ったと言う。 【あらすじ】とあるマンションの一室で男女4人の遺体が発見される。捜一の菊川や所轄は七輪を使った一酸化炭素中毒による集団自殺の線が濃厚だと判断。しかし、現場の状態から自殺と判断するには不自然な点が多い事に気づいた赤城は、他殺あるいは自殺ほう助の可能性が高いと言う。亡くなった4人は苦楽苑という、最近やたら羽振りのよい新興宗教の信者だった。赤城と百合根、山吹は早速苦楽苑を訪ね、事件が起きた部屋の所有者でもある教祖の阿久津に話を聞く。
【感想】娘役の女優さん、この子絶対見たことがある、しかもかなり長い期間見ていた、何となく特撮臭がする、でもウィザードでもフォーゼでもオーズでもない、戦隊のピンクとかでもなかったよなぁと思いながら見ていて、最後頃やっと思い出すことができました。そうそう、特命戦隊ゴーバスターズのイエローですよ。戦隊のイメージがあまりなかったのは、ゴバスがいつもの戦隊とはちょっと違って、メインの戦士が3人しかおらず(追加で5人)、設定も戦隊というよりタツノコあたりのロボットアニメっぽい感じだったからですね。私は戦隊の中ではシンケンジャーの次くらいにゴバスが好きで、ゴバスの翌年から戦隊が王道タイプに戻ってしまってから、つまんなくなって見るのを途中でやめてしまいました。ちょっと大人っぽくなったけど、相変わらず有紗ちゃん可愛かった。彼女、アゴがない感じなんですが、頭が小さいわりに目鼻立ちが大きいからそう見えるんでしょうな。ストーリーは9係らしく複雑で、トリックは二転三転するし、動機も一転しましたね。ただちょっと、被害者の女性がせっかくつかんだネタを、安易にスタッフの妻に話したのは、ちょっと不自然かなと思いました。まぁ、脅迫ではなく、単にライバルを蹴落としたかっただったからかもしれませんが。加害者側から見ると、彼女は自分の娘の足を引っ張ろうとするイヤな女だったかもしれませんが、被害者からすると、実力も伴わないのにコネでオーディションに受かった女優の娘だったので、そりゃ嫌がらせしたくなるのも無理はないですね。ただ、主演女優の娘だと思っていたのに、その娘に嫌がらせをしたら、主演女優から疎まれるとは思わなかったのでしょうかw そんなことしたら、下手したら舞台を降ろされたり、次回作から共演NGとかになっちゃいますよね。自分の名前を出さずにマスコミにリークしようと考えてたのかな。でも結局は彼女の娘ではなかったんですよね。ただ、俳優なんてのは実力があればいいってもんではないですね。実力がなくともいつまでもテレビに出続ける俳優さんて結構います。日本の場合芸能事務所の影響力が非常に強いので、ゴリ押しやバーターはよくあることですが、コネでない限り、事務所が何か根拠があってコイツは売れると確信して推してる場合がありますから、私はゴリ押しを侮らないことにしています。また、美人女優、イケメン俳優などは、演技はニの次のこともよくあります。芸能界は見た目も大事。演技派ばかり集めていたら、中堅以上の地味な俳優ばかりになってしまいます。マニアならそれでも楽しめますが、一般人の引きは弱いですからね。内容はとてもいいのに日の目を見なかったドラマなんかいくらでもあります。最近では隠蔽捜査とかTEAMとか…(>'A`)> 冷静に考えれば、今回の有紗ちゃんがやった役は、宝塚ならぬ桜坂(桜塚?)に合格できなかった、女優の才能がない一般女性の娘で、自身もあまり才能がなさそうだったので、完全にコネですねw 娘を手放した負い目でつい縁故採用させてしまったことが、今回の事件の発端。犯人逮捕は当然の報いを受けたというところでしょうか。
【感想】今回は僧侶の山吹メイン回。いつもいでたちばかりが目立つけど、そう目立った活躍はしていない山吹ですが、宗教法人が相手となると、俄然強いですな。事件そのものは誰が犯人でも不思議はないような状況で、正直推理もへったくれもない感じでしたw 赤城がどうして事件の真相を察知することができたのかも、ちょっとよくわかりませんでしたね。動機も、自分の居場所が奪われそうだったからという、理解しがたいもの。そんな理由で4人もの人を殺せるものなのでしょうかね。精神鑑定が行われても不思議ではないケースですね。まぁでも間違いなく死刑でしょうね。たまに、佐世保の女子高生殺人事件のように、常人に理解できる動機などない殺人事件というのはありますが、それとも違う気もします。佐世保の事件については、あれはもうどうしようもないですね。ああいう人間というのは結構いると思います。ただ実行に移してしまうか、代替行為で我慢できるかが、社会生活に適応できるかどうかの分かれ目です。理由などないんですよね。私がドラマを見るのが好きなように、ゲームをするのが好きなように、ああいう人種は何かを殺したり、臓物を見たり触ったりするのが好きなのです。法律的には難しいとは思いますが、人類としては、ああいう人間は殺した方がいいです。むしろ殺さなければなりません。ただ、一個体を殺しても、同じような嗜好を持つ人間は必ずどこかで生まれるので、キリがありません。いっそそういう人種をどこかに集めて閉鎖して、共同生活させるのもいいかもしれませんね。どうなっても知りませんけど。さて、視聴率が比較的好調なST。今期は他のドラマが低すぎるというのもありますが、どうも水曜は刑事ドラマ好きが9時9係、10時STという流れを作っている気がしますね。元々この水10枠は、男性が主人公のドラマはヒットしないという、どちらかというと女性向けの枠でした。しかし予想外に男性が主役の、しかも今までの路線とは違う刑事ドラマがまぁまぁの成績を築いてます。ひょっとして、見て楽しめるイケメンが主役だからかもしれません。しかも岡田演じる百合根はともかく、赤城の百合根に対するツンデレぶりが腐女子あたりにウケている可能性もありますな。赤城は百合根になれなれしくされるのを嫌がってますが、百合根が女性と親しくしたり見とれたりするのを、すごく気にしてますよね。しかも、そういうカットをわざわざ挟んでる。これでは制作側が腐女子を釣ろうとする意図がみえみえですね。でも私は赤城の百合根に対する感情は、恋愛ではないと思うんですよね。すごく強い友情、しかも依存性の強い友情ではないかと。たまにとても仲のいい友達が、誰かとつきあったり結婚したりで、疎遠になったりすると、何かもやもやする気持ちになることってないですかね。そういう経験のある人ならわかると思いますが、それは恋愛ではないと言い切れますよね。赤城と百合根はそういう関係なのではないかと思います。