斬られ続けた男
- カテゴリ:日記
- 2014/08/10 21:51:29
“5万回斬られた男”福本清三が「世界の斬られ役」に!
初主演映画で主演男優賞
http://www.sanspo.com/geino/news/20140810/oth14081005030008-n2.html
トム・クルーズ主演「ラスト・サムライ」で渡辺謙は、一躍、ハリウッドでも知られる役者となりました。
が、もう1人、一躍、有名になった人がいます。
それは、福本清三。
トム・クルーズ演じるアルグレンの監視役として登場する"サイレント・サムライ"役で登場。
劇中、一言も喋らない男が、初めて言葉を発したのが、主人公をかばって、身代わりに死ぬ時、というのがたまりませんでした。
主演男優賞受賞のニュースを見て、以前、福本清三の本を読んだ事があるので、探してみると、その本の感想をブログに書いていました。
「おちおち死んでられまへん 斬られ役ハリウッドへ行く」(集英社文庫)の感想
http://randokukanso.blog79.fc2.com/blog-entry-42.html
本を読んだ時も、謙虚な人だと思いましたが、ニュース記事を読んでも、それがよく分かります。
苦労したからこそ、にじみ出てくる言葉には、重みがあり、染みいるものがあります。
テレビで、とある人が、斬られ役が上手だと、主人公が大根でも引き立つ、と言ってました。
正に「名脇役」ですね。
>ぱるなさん
名脇役は、いなくなって、はじめて、その偉大さが分かるケースが多いのですが、この人の場合、現役のうちに評価されて、よかったですね。
>七条、姫さん
ニュースで撮影風景が紹介されてましたが、斬られた時のえびぞりの体勢など、とても71歳とは思えないほどのキレでした。
一見、目立たない役目でも愚直にやっていれば、見ている人は見ているのだな、と思いました。
時代劇に親しんできましたが、密かな楽しみとして
「今日は‘斬られさん‘どこにいるかな~」と いつも探していました(w)
愚直に励んでこられた方が受賞されたのはとても喜ばしいですね^^
ずいぶん斬られるのを拝見して参りましたが、嬉しいですね~♪(^-^*))
ニュースを伺った時は、よかったなあとしみじみ思ったものです。
誰もが主役を演じることはできない。
でも主役以外にも、大切な役目を果たす人がいる・・。