関心の持ち方一つ
- カテゴリ:日記
- 2014/08/17 15:44:36
とりぱん 16
とりのなん子
講談社
身の丈ワイルドライフを自称する著者のコミックエッセイ。
相変わらず理解できない人には、全く面白さが伝わらないタイプのマンガ。
そんなマンガであっても、16巻目に突入。
1巻の出版が2006年であるから、かなりの長期連載のマンガとなっている。
ドラマチックな展開がないからこそ、ここまで続いているのだろうか。
日常生活にドラマチックな展開が、たくさんあっても、それはそれで疲れてしまうが・・・。
毎回、感じるのは、作者の観察眼の鋭さ。
いつもの日常だとしても、関心の持ち方一つで、見慣れた光景でも新鮮なものに見える、といういい例だろう。
翻って、自分は、どれほどのものを見過ごしているのだろうか、と少し不安になる。
ところで、今回の巻では、カルガモ親子の話題が出てくる。(全体のほんの一部だが)
今年は、自分もカルガモ親子の観察ができたので、その姿が重なった。
描かれているチビカモの様子を見ると、作者の暖かい眼差しまでもが分かるような気がする。
暑いと昼間は外に出る気力さえなくなるが、朝晩、「秋の気配」を感じるか、ちょっとだけ気にするようにしたい。
無論、見たり、聞いたりするだけでなく、味わう方でも。
(プロとアマを同列に論じるのも変ですが)自分の場合、カルガモ親子など、特別なトピックがあっても、週一回、ブログを更新するのが、やっとのことだったのに・・・。
16巻まで出てるんですね。これ買って面白かったら全部集めてみたいと思いました。
何気ない日常がとても新鮮なものに捉えられるって素敵な事ですね。
ファーブル昆虫記やローレンツの「攻撃」に相当する観察力ですよね。
ファーブルやローレンツは
文章で表現したけど、「とりぱん」はマンガで表現している・・、
そう思います。
さらに言うと、ヒナが死んだ事が理解できず、探し回っていた親鳥の姿を見て、この辺りは人と変わらないのか、と思った事がきっかけでした。
そのきっかけは何だったのですか??