ドラマ【ST】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/08/21 17:19:56
【感想】うん、わりと早い段階からあの女研修医が怪しいと思ってた。まず、異様に片付いた部屋。ドラマでは「もうあの部屋に帰るつもりはなかった」との理由でしたが、私は誰かが自分の部屋に入るのを前提として片付けたのではないかと思い、鳥かごのようなケージが空っぽだったことから、長期間留守になることも予測していたのではないかと、まず思いました。そして、赤城と同期の平戸が警察に赤城たちを訪ねてきた時、「彼女は赤城によく似ている」と言った真意も、なんとなくわかりました。その後謎のメールを出していたし、彼は赤城たちに何か訴えたかったのではないかと。しかし立場上、自ら口にすることはできないということだったのですね。被害者と思われていた人物が実は犯人だった、それには悲しい過去があった…というストーリーはまぁよくあるのですが、最後のオチが酷かったですね。女研修医自身が殺人まがいの行為をしていたとはねぇ。いくら正義感が強くても、それはやっちゃだめだろ。まぁでも、こういう怨恨が原因の事件の場合、最後は浪花節になっちゃうパターンが多い中、赤城がそれに気づいたことで、最後までどんでん返しを楽しめたと思います。あれで一気に女研修医に対する同情が吹っ飛んじゃいましたよね。医療ミスをテーマにしたミステリーもよくありますが、医師とはいえ人間ですから、どうしてもミスは起きてしまいます。その上職場によっては医師が足らず、劣悪な労働環境を強いられることもよくあると聞きます。そんな中でミスをするなというのが間違い。ミスを犯すことを前提とし、そのミスを未然に防いだり、ミスがあった場合被害を最小限に食い止めるなどのシステムが必要なんだと思います。もちろん現場ではそんなことはわかりきっていることでしょうし、私が今更ここで訴えるようなことではないかもしれません。しかし、いまだにたまに医療ミスとその隠蔽がニュースに上ることがあり、人間そうそう簡単に変わるものではないなと思います。それから、最後に翠がSTを抜けると言い出しましたね。これについては次回に持ち越しのようですが、理由を問い質した百合根に「気持ち悪い」のストレートな一言w 確かにわかる気はするんですよね。彼らはあくまで仕事上での仲間であり、百合根のようにいちいち「信じてます!」とか「自分が彼らのことを一番よくわかってます!」などと言う人物がいたとしたら、正直暑苦しい。百合根の場合まだ見た目が美青年なのでそうでもないですが、これがアブラギッシュな小太り男性だと考えてみてくださいよ。翠の気持ちもわかるでしょうw ただ、翠がSTを抜けたいと思う理由が本当にそれなのかどうかはまだわかりませんね。まぁこれは次回に期待ですな。