Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


秋雨の別れ


夏の終わりの雨は
静かに静かに降って
傘をしっぽりと濡らして
小さなしずくとなって
小さな小さな水たまりとなる


水たまりを避けるように
歩いていた私達だったけど
どこかではまっていた
足元を濡らして
悲しみの雨にぬれて


晴れ間さえ見えない
垂れこめた黒い雲の下で
もう晴れの予測さえできない
二人の心
何に迷い込んだのだろう


お互いに必要としていたのに
手さえつなげなかった
終わりを告げる鳥の鳴き声が聞こえて
目が覚めた二人の
横には誰もいなかった


何だったのだろう
歩いてきた道は
今となっては分からないけれど
最初から違っていたのだろう
そして別れて行ったのだろう


恋しい思いも
悲しみも
みんな雨に託すのに
小さな雨では流れていかない
頬をつたうだけ


愛し合っていた二人の
季節が今 終わる
互いの横顔さえ見えずに
霧雨に隠れて
足跡を残すだけ







アバター
2014/08/28 14:36
しょーにゃんさんへ
コメント、ありがとう。

次には晴れた青空の広がりがあるといいですね。
しょーにゃんさんも、いい恋ができるといいですね^^
アバター
2014/08/28 11:41
失恋はやっぱり辛いですね。
次の季節はなにがくるんでしょうか・・・。



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