幻想断片(私小説のよーな…)
- カテゴリ:日記
- 2014/08/30 12:26:46
死のうと思って分け入った砂漠の中で、
鬼火に導かれてオアシスに辿り着いた。
人が訪れなくなって久しいオアシス。
豊かな水湧き出る泉は、人工なのだそうだ。
砂漠の遙か南にあるという、高い山脈で降った雨水を、
今ほど深く無かった砂漠の砂の下に設けたカナルを通して、
南北の隊商路に沿って、人工の泉をいくつも作っていたそうだ。
泉の多くは、隊商の行き来が減って、砂に埋もれて跡形も無い…
深い砂漠の奥にある一番大きな泉の周りに出来たオアシス。
人の手入れが無くなって、半ば野生と化した作物や果樹が
嘗ての豊かな暮らしを教えてくれる…
石の柱と壁の一部しか残っていない屋敷跡、
当時は隠されていたハズの地下への階段を下りて行くと、
なにも無い宝物庫。
奥の扉を開けば、手つかずの書庫があった。
本の山の中に日記が隠れていた。
屋敷の女主人は魔女だったらしい。
隊商をもてなす準備、
水はあるけれど、痩せた砂地の土地で、
どうやって豊かな緑を維持出来たのか…
亡くなった人や動物の死体、枯れた草木や落ち葉、
土を作る試行錯誤があり、徐々に魔術めいた方法に
手を染めていく。やがて生きた人まで使って、
わたしは、歳月を数えるのを止め、自分の歳を数えるのを止め、
季節の移ろいを星から読み解き、野生化した作物を人の手に取り戻し、
緑の野を広げて過ごす日々、閉じたオアシスは豊かになり、
書庫の本を手に取り読み進めた。
魔女としての才覚は少しはあった様だ。
あの日鬼火の中に見えた手招きが、今は人のカタチをして、話しかけて来る。
早朝の泉の靄に人のカタチをしたものがわたしに話しかけてくる。
気が付くと、わたし自身も人の理の外にあり、
人として生きるものでは無くなってしまった様だ。
幻想断片
~ニコッとアバターでつくる絵本~
http://www.nicotto.jp/user/circle/index?c_id=244198
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ロワゾさんトコの絵本企画に沿って、魔女のお話、
もう少し絵本な風にしないといけないね><
これはまだ途中、
人の魂魄、パトスとロゴスを抜くのにいたるところまで、
もう少しお付き合い下さい~><
お庭の片隅で、お世話になっております。
どうぞよろしくお願いいたします(*_ _)人
私ってこのお庭に住み着いてるお花なんですね(//∇//)
ああ、わくわくどきどき
才才-!!w(゚o゚*)w
早く続きが読みたいです!!
薄暗くて艶っぽいダークなファンタジーが書けるといーなーとは思っていますが、
人生経験不足ぎみなので、色っぽいトコはぜんぜんダメそーです><
これって自作なの?
凄い(*´Д`)b
吃驚だわ~
続き読みたい!
ファンタジー系大好き(●´ー`●)
ATOKお馬鹿に育ててしまってるみたいだなぁ~
でも、MSIME よりはましなハズ。
ねこちゃが理性で書いてくれると、
精霊は感情で動けていいかもー☆
で・・・ごめん。
「人工」
(わしもよくやるー)