ドラマ【HERO】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/09/02 17:26:48
【感想】小早川隆景と栗山善助の対峙w まぁ、この2人の関係は、よくあるパターンでした。今回は珍しく殺人事件とあって、いつもより多少緊張感がありましたね。また暴力団絡みというか、暴力団の抗争ど真ん中の事件で、一般人が相手の事件とはまた様相が違ってましたね。刑事ドラマやミステリー好きな私ですが、暴力団絡みはあまり好きではありません。昔は結構好きだったのですが、いつからかあまり好きじゃなくなりましたね。だって要は何でもアリの犯罪集団なので、推理もへったくれもないですからねぇ。ヨーロッパやアメリカのマフィアは徹底的に地下に隠れているのに対し、日本のヤクザは堂々と看板を掲げていることに対し、海外から疑問の声が投げかけられているという話を、以前よく聞きましたが、今は日本でも結構地下に潜っている組織もいるようで。表向きは一般企業だけど、実はヤクザのフロント企業だったり、頭脳派の経済ヤクザとか、よく聞くようになりました。まぁほとんどドラマや映画からの知識ですが…。ニュースやドキュメンタリーでは不思議とあまりそういうネタを扱いませんよね。やはりヤクザが絡んだ大手芸能事務所の力が強いからなんでしょうかねw さて内容。あまり好きじゃないヤクザネタとはいえ、結構面白かったです。久利生は絶対権藤を起訴しないだろうなとは思ってましたが、真犯人を逮捕できるのか、結末はどうなるのか気になって見てました。残念ながら真犯人は「それはまた別の話」な感じでしたが、最後には逮捕できそうな雰囲気になってましたね。今回も、同僚の検事たちのバックアップを得て、大体久利生の思い通りになるというストーリーでしたけども、気になったのは権藤のその後ですね。久利生は彼に更生させたかったのでしょうが、さすがにそこまで面倒は見切れないでしょう。身代わりとなって出頭したのに、運悪く変人検事に当たってしまったとはいえ、その役目を果たせなかった権藤は、組の中ではかなり微妙な立場に立つことになったと思います。彼に更生の意思が生まれたとしても、それを実行するのはかなり難しく、殺人事件の犯人を知っているとなれば、下手すると命さえ奪われかねません。久利生無双はいいけれど、これって投げっぱなしなんじゃないかなと、ちょっと思いました。また、暴力団の抗争事件では、このような身代わりのケースがよくあると思います。実際警察や検察はそれにどう対処しているのか、結局身代わりを受け入れているんじゃないかと、漠然とした不安に駆られますね。また川尻が、久利生に何かあったら検察が全力で組を潰すとか言ってましたけど、そもそも組はすべて潰すべきなんですよね。ただそれは無理なのは皆わかってます。例え今ある暴力団を全部潰せたとしても、また別の犯罪組織が台頭するだけ。いつの世も社会に溶け込めず、まともな仕事に就けず、犯罪に走る人間は一定割合います。それだけはどうあがいても、正せないような気がします。