Nicotto Town



災いを防ぐには・・・

2014年8月30日 千葉県なっしー市 -日本

・・・

今週のブログお題は災害対策だった。

しばらく考えたがネタが浮かばなかった。

夏の終わりの一日。

僕は考えるのを諦めて子どもの頃の事を思い出していた。

小学4年位の夏休み。

その頃、僕と(彼)は探究心旺盛で研究熱心な児童だった。

「かいじん君、今日も歌舞伎町の(○○○のおもちゃや)を調べに行こう」

彼が言った。

僕らはその様にして、お互いに知識を高め、また僕らが強く関心を抱いている
テーマについて(資料)を交換しあったりしていた。

そんな(彼)だったが、見た目にはいつもへらへらしていて、日頃はくだらない事を
いつまでも喋っている男だった。

その頃、僕は(彼)には生まれつき真面目な顔が出来ないのだと思っていた。

しかし小学校を卒業し、中学生になったある日そんな(彼)が突然変わる出来事が
起こった。

中学2年の時、彼はクラス委員の女子生徒に告白して、瞬時にフラれた。

(彼)はその日以来、全く笑わなくなり、極端な無口になった。

僕はそこまで思い出して、ふと思い出した。

そう言えば、小学生の頃、(彼)と防災について話した事があった。

そうだ、思い出した、あれは確か、僕がクラスの久美子ちゃんに「胸のサイズを
計らせてくれ」と言って、木刀でヤキを入れられた時の事だ。

「どうやったら、こう言う災難が防げるのだろう?」

血をダラダラ流しながら僕は(彼)に聞いた。

彼はしばらくの間、考え込んでいたがやがて口を開いた。

・・・

そこまでブログを作成し終わった時、背後でドアが開かれる音がした。

そこには(彼)が無言で拳口をこちらに向けて立っていた。

「東郷クン・・・」

「・・・」

男は何も答えない。

暫し、僕らは無言で対峙した。

僕は意を決して、常に安全装置を解除してある、護身用のSIGU SAUER P226を
抜き、椅子から真横に飛んで引き金を引いた。

ドン! ドン!

ズキューン

薬莢が床に跳ね返って転がる音がして、その後に乾いた静寂が部屋に訪れた。

その静寂の中で男は(彼)を見下ろしていた。

「余計な事は口にしない事・・・だったな」

男は動かなくなった(彼)に向かって行った後、後ろに振り返り、部屋を出て
街の通りの方へ出て行った。

夕刻の街には夏が終わりに近づいてすでに秋が訪れる気配が漂っていた。

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2014/09/06 04:24
シュールな演出ですね
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2014/09/03 23:46
かいじんたまってショートショートのセンスあるかもしれない
おもしろい文章でした。

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2014/09/03 22:12
ブログを書くときは、ちゃんとカギを掛けてからにすると良いわ。
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2014/09/03 20:40
東郷くん・・容赦なさすぎw
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2014/09/03 07:35
口は災いの元ですね@@
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2014/09/03 05:59
中学生の時、他校にいるいとこからきいた話。修学旅行の時、女子部屋にとまった男子生徒がいたそうで、その子はふだんからクラス全員の女子の胸をもんでいた、器量の良し悪しを超えて、平等に行為に及んでいてモテまくっていたのだそうな。……ハーレムは一日してならず。賢明なる他の男子生徒は、そう悟って、誰も彼の真似をしなかった。
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2014/09/03 04:11
口は災いの元…… やっぱり9月3日は災いの日だったちゅーの!? 私個人的に(笑)( ´△`)



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