Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


過ぎゆく季節


季節の変わり目に人は
何を残していくんだろう
あの眩しかった日々に
置いてきたものは
もう取り戻せないけど


一つ一つ崩れ去った砂の城のように
風が 波が押し寄せる
心もそれに崩れていく
あなたとのつなぎ目をほどくように
ことりと落ちた愛が一つ


まだ木々の葉は青く
天高く伸ばしているけど
その陰にはこっそりと
涼しさが迷い込んで 代わりに
あなたの影を持っていく


もう何も残っていないアスファルトに
足跡を探してみても
くぼみなんか見つからない
悲しみの跡だけが
くっきりと目に焼き付いている


もう会えない
もう会わない
二人で決めた事だから
振り向いたりしない
強がりの私だった


私のことをどう思っていたのか
もう分からないままだけど
愛していた
私の心だけは
伝わらなかった想い


探しても探しても
あなたの愛が見えなかった
長かった時の流れは
何を告げたのだろう
鳥の初鳴きのように


季節の変わり目に人は
何を求めるのだろう
後戻りしない時間に
手を伸ばしてみても
はかない心の砂時計がまわるだけ






アバター
2014/09/09 00:51
ロールさんへ
ありがとうございます。

何を求めるんでしょうね。
思い出のかけらかな?
眩しい一夏って、過ぎてみると切ないのかもしれませんね。
アバター
2014/09/08 20:59
この時期は、夏の落とし物を探しに行きたくなります。
みんなは
季節の変わり目には
何を求めるんだろうね^^



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