鏡のむこう
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/09/09 23:01:54
木枯らしが吹いて
外は
枯れ葉が
うずを巻いている
人は肩をすくめて
足早に
家路を急ぐ
わたしは
部屋で一人
鏡に映る自分の顔をみている
鏡の向こうでは
誰かが
泣いている
こぼす涙は枯れて
頬には
ひとすじの
涙の跡がひかっている
そっと
肩をだいてあげたい
でも 手は届かない
鏡の中のふるえている肩に
手は届かない…
せめて
木枯らしの風が当たらないようにと
願うだけ…
木枯らしが吹いて
外は
枯れ葉が
うずを巻いている
人は肩をすくめて
足早に
家路を急ぐ
わたしは
部屋で一人
鏡に映る自分の顔をみている
鏡の向こうでは
誰かが
泣いている
こぼす涙は枯れて
頬には
ひとすじの
涙の跡がひかっている
そっと
肩をだいてあげたい
でも 手は届かない
鏡の中のふるえている肩に
手は届かない…
せめて
木枯らしの風が当たらないようにと
願うだけ…
感銘を受けました。
おかげでよい詩が浮かびました。
ありがとうございます。こはるさん。