Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【東京スカーレット】

東京スカーレット~警視庁NS係 最終回
TBS 火曜夜10時~
【あらすじ】江藤という世田谷区選出の都議会議員が「家庭を守るのが女性の務め」と発言した。江藤本人は昔からある考え方で女性差別ではないと釈明するが、世論は差別発言だと沸騰する。フリージャーナリストの坂口由利恵は女性の社会進出を応援するとして当選した選挙公約との矛盾を追及する。数日後、隅田川の川べりで江藤の死体が発見された。背中に刺し傷があることからNS係は殺人事件として捜査を始める。

【感想】暗渠! 東京は元々川が多いため、たくさん暗渠があるそうですね。田舎にはほとんどないので、ちょっと気持ち悪いです。今回、終わりの数分にノイズが入り、一部音声も聞こえなかったりして、誰の脚本だったのかわかりませんでした。ちょっと待てばwikipediaに載りますけど、予想するに多分岩下氏ではないのかなと。岩下氏はこのドラマのメイン脚本家ですし、今回は最終回なので多分彼女だと思います。しかし、まったく最終回らしい内容ではありませんでしたねw 木8の刑事ドラマなら、この終わり方で次シーズンもあると思うのですが、TBSですし視聴率も散々でしたし、次回作は望めないでしょう。結局主人公もNS係も何ら変わることなく、最終回終了。唯一目新しいことがあったとすれば、それは岩井捜一課長がNS係は阿藤のために作ったと発言したこと。都知事の鶴の一声で設立された、女性を活躍させる部署だったはずなのに、実は問題行動は多いが能力はある阿藤を自由に活動させるための部署だったのか。まあでも、それがわかったところで、だから?という感じでしたがw 思うに、このドラマの敗因はいろいろあると思います。まずスカーレットというちょっとかっこいい横文字がタイトルに入っているのに、内容はまったくかっこよくないこと。既存の中高年層向けの刑事ドラマとあまり差がないですね。それと、キャラクター性がなく、没個性であること。刑事ドラマって、確かに事件がメインではありますが、ヒットするしないは、出てくる刑事たちの個性にかかっているような気がするんですよ。今までヒットした刑事ドラマを思い浮かべれば、大体個性がとんがってましたよ。歴代の大ヒット刑事ドラマを挙げてみると、「太陽にほえろ!」「あぶない刑事」「古畑任三郎」「踊る大捜査線」「相棒」。「太陽にほえろ!」はみてませんが、大体皆個性派揃いですよね。今期も低調ながらも刑事物で上位にきているのは、9係とST。どちらも個性的な刑事が出てくるドラマです。やはり刑事物はもうどんなものを作ってもある程度視聴率が取れる時代は終わっていて、個性を際立たせないとダメということがよくわかりますね。その点、このドラマは没個性だったと言えます。梃入れするとすれば、まず主人公の杏を、もうちょっとでいいからスタイリッシュにする。何故か主人公の女性に、わざとダサい格好をさせるドラマってありますよね。でもやっぱりそれじゃダメだと思うんです。杏役の水川はスタイルがいいので、それを強調するようなスーツスタイルがいいと思います。あと髪型も似合いませんでしたね。顔が細くて長いので、おかっぱだと野暮ったく見えてしまいます。それから相手役?と言っていいのかわかりませんが、阿藤は完全にミスキャストだったと思いますね。あそこはもっとかっこいい、アラフォーくらいの俳優を持ってきて、ラブロマンスも期待させるべきだなと思います。生瀬は大好きな俳優さんなのですが、どうしても矢部謙三の影がちらつくので、あの役には合わない! なら誰がいいかというと、今のところ谷原章介しか思いつかないのですがw もっと重要なのは、萌え要素ですよ。中高年層がターゲットとはいえ、彼らにもいわゆる萌えはあるのですよ。そこをうまく突いたのが、今期好調の昼顔ですね。そのへんを踏まえ、もっと刑事たちの個性を引き出すような本だったら、もうちょっと数字もよかったのではないかと思う次第。まぁ、素人意見ではありますけどねw

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2014/09/11 16:58
※追記 今日になって調べたところ、やはり最終回の脚本は岩下氏でした。



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