交差する片恋
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/09/11 08:01:29
あなたはいつも
私に話しかける
彼女は何が好きだとか
どんな話をしたらいいのとか
どんなものを贈ろうとか
あなたはいつも
カフェに私を誘う
恋の相談事
「メールをもらえるようになったよ」
そんなことは私は知らない
いつもいつも
彼女の話ばかり
私だって好きなのに
あなたのことを好きなのに
笑顔で聞く私
「あれがいいんじゃない」
「よかったね」
こんな言葉の裏側に
なにがあるのか
あなたは知らない
いつも彼に相談される
君の心を僕は知っている
その顔の下には
何が隠れているのかも
涙が流れていることも
僕の気持が
君に届いたとしても
同情と受け止められるだろう
そんな小さなものじゃないのに
恋しいことは君だけじゃない
少しだけ振り向いてくれたら
少しだけ泣いてくれたら
君を抱いてあげる
この胸に飛び込んでおいで
包んであげるから
今の君は偽りの君で
今の僕は傍観者で
どこまでいっても平行線だけど
交わるまでずっと待っているから
たとえ君が悲しんでいる時も
二人の片恋
いつか成就するのだろうか
悲しすぎる心を抱いて
でも 傷をなめ合うことでは
まだ心は開かない
そこを見送った時に
新しい陽が射してくるのだろう
これからつれていくね。
にすれば、OKだよ、たぶん(´ー`)