Nicotto Town



本当にあった(?)コワい話

遠野物語remix
 京極夏彦×柳田國男
  角川文庫


柳田國男「遠野物語」
それを京極夏彦が現代語訳したもの。


「遠野物語」には興味があったが、読みにくそうで敬遠していた。


「まんがで読破」シリーズで「遠野物語」があったので読んでみたが、アレンジしすぎで、全く別物と化していた。
そこで、ちょうどいいものがないかと思っていたところ、本書の事を知ったので、読んでみた。


語り継がれていた短い話を集めたもので、短いものは数行で終わってしまう。
昔話を集めたもの、というより、怪奇現象、怪奇体験といったウワサ話を集めたもの、という感じ。


河童、座敷童子、山姥など、お馴染みの妖怪達が登場するが、人々の反応は、野生動物を見た時の反応に似ている。


妖怪達が村人に悪さをしなければ、村人も妖怪達に特に何をするわけではない、というのが基本。
姿を見かければ、驚き、警戒はするものの、どこか「ああ、アイツか」という感じ、と言えばよいだろうか。


時にどちらかが一線を越えてしまい、軋轢が生まれるたりする事も・・・。



よく出てくる話で「山人(山男、山女)」の話がある。
山に住み、体が大きく、赤ら顔(のことが多い)、言葉も通じない事が多い。


何度も登場するので、ついつい正体が何だったのか、と考えてしまう。


素人推理だが、「山人(山男、山女)」は同じ「人」なのだろう。
金山衆的な集団だったり、流民だったり、もしかすると漂着した外国人もいたかもしれない。


語られる妖怪、怪奇現象の正体は何なのだろう、と自分なりに想像してみるのも面白い。

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2014/09/22 10:34
言葉を尽くしてもなかなか伝わらないのに
こんな手法でころりとねぇ。
やりきれませんなー。
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2014/09/18 23:55
やはり、あらかじめ「避難所」を用意していたのでしょうか。
また、同じ旅館に戻っていて欲しいですね。
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2014/09/18 23:25
数年前、火事にあった旅館というのは、金田一温泉の緑風荘という所です。
検索したら、残った祠に逃げたのを見たと言う方が居た様ですよ・・・

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2014/09/17 22:57
まんがで読破シリーズの「遠野物語」を読んだ時、オリジナルの方は本屋でチラ見した程度でしたが、それでも「かなり違う」と分かったほどでした。
”アレンジ"とは書きましたが、”改作"と言った方がいいくらいです。
(しかも悪い方向に・・・)

ただ、オリジナルは、読んで面白い話ばかりか、というとそうでもないですよね・・・。

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2014/09/17 14:23
まんがで読破シリーズ気になってはいたのですが、
アレンジされちゃってるんですか…><

遠野物語はほんのちょっとだけ読んで積ん読になってます。
ちゃんと読みきらなきゃ…(汗
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2014/09/16 21:38
永田町や霞ヶ関の妖怪は、遠野から引越ししてきたとすると、
随分、特殊な方向に進化しましたね。

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2014/09/16 01:57
現代の妖怪は、
永田町や霞が関に生息しているようです~。

遠野から引っ越して来たのかもしれません・・(笑)。

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2014/09/15 21:01
>まっ赤な☆りんごさん
怖いもの見たさ、というのはありますね。
ところで、座敷わらしが出る旅館が火事、というのは知りませんでした。
座敷わらしなら、火事くらい事前に予知して、安全な所に逃げそうですね。

>まさひろ☆*さん
人って、形の無いものを、相手にするのは苦手みたいですね。
だから、無理矢理にでも形を与えてしまうのでしょう。

目に見えれば、近寄ってくれば分かるし、対応策もたてやすいですしね。

>MOGさん
妖怪が大好きなようです。
ちなみに京極作品は、今回、初めて読みました。
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2014/09/15 20:13
京極さんって妖怪大好きな人?
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2014/09/15 17:34
一般的な鬼と言われるものは外国人だったって言う話は聞いたことがあります。
あるいは色々な恐ろしい事、不吉な事を鬼のせいにしてよく分からない現象を分かりやすい形で象徴化したとか。
得体のしれない何かより、こういうものだと認識されている方が安心感は持てますよね。

でも分からないものは分からないもののままにしておくのも想像力をかきたてられて楽しいと思う自分もいますね。
自分が渦中にいない限りですが(笑)
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2014/09/15 17:28
実際に存在するのでは・・・・と思うのですが、
本当に遭遇したらひっくり返ってしまいそうです^^;
座敷わらしで有名な岩手県の旅館が全焼してしまいましたが、
住みついていた座敷わらし達は何処に逃げたのでしょうね。
旅館が新しくなっても戻ってきて欲しいそんな気持ちになります。



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