Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


ピリオド


悲しいラブソングか
並べられたCDを聞きながら
頭の中を空にしたつもりでも
浮かんでくる
あの日の二人のこと


絡めあったその手が
いつしか離れて
歩みもそろわなくなって
言葉も少なくなって
愛を探しあった二人


もしかしたら こんな日が
来ることを予感していたのかもしれない
でも見るのが怖くて
隠していたのかもしれない
封印したはずの箱が開くなんて


言葉を探して
行く先を探して
心がため息を漏らして
悲しすぎる日々に
ピリオドを打った二人


誰かが歌う
「さよならが言えなかった」
でもそんな生易しいことじゃなくて
背を向け会った二人には
さよならの言葉さえなかった


何だったのだろう
あの二人の日々は
分岐点で別れてしまったけれど
愛し合っていたはずだったのに
どこでコンパスが狂ったのか


もう思い出すまい
あの分岐点
うつろな日々が来ようとも
流れていく曲に
漂わせていこう

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2014/09/16 15:04
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