☆ヤ座(矢座):Sagitta
- カテゴリ:その他
- 2014/09/21 00:01:09
【ヤ座の見つけ方】
この星座の探し方は、ハクチョウ座の嘴の部分のアルビレオとワシ座のアルタイルの中間くらいで、天の川の中に矢の形をした星の並びを目印にします。暗くて小さいのですが、位置を確認するのは比較的簡単でしょう。
【ヤ座あれこれ】
プトレマイオス(トレミー)の48星座の一つです。
この星座は3番目に小さなものになります。小さな星座で、一番明るい星でも4等星なので、確認するのは難しくなりますが、古い歴史を持つ星座です。紀元前1200年頃には既に知られていました。
【ヤ座の神話】
ギリシア神話によると、この矢は愛と美の女神アプロディーテーの息子エロスの持ちものとされています。また、ギリシア神話ではエロスですが、ローマ時代からはキューピットと呼ばれるのが一般的です。
他の神話では、この矢は大神ゼウスが巨神族と戦った時に、使いの黒ワシがせっせと運んできた雷電の矢とされていたり、大神ゼウスの雷電によってアスクレピウスが撃ち殺された時、アポローンがそれに激怒して大神の雷電の矢を作った鍛冶屋キクロープス達を片っ端から撃ち殺した矢であるとも言われています。他には、人間に火を与えたために神々から罰を与えられたプロメテウスはカウカソス山の山頂に縛り付けら、その山に住むどう猛なワシに肝臓をついばまれていました。そこに、冒険の途中に立ち寄ったヘラクレスが現れ、ワシを射落としました。この時に使った矢がヤ座になったと言う神話もあります。
ギリシャ神話や星の話は好きです・・。
古代の夜は・・、漆黒の闇・・。
ヤ座は、今よりもっとはっきり・・、見えたのかも・・。
きっと煌めく夜空は・・、古代の人にも、畏怖と憧れと安らぎを与えていたのではと・・思ったりします・・。