ドラマ【金田一少年の事件簿N】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/09/21 16:08:08
【感想】最初にお詫びしなければならないことがあります。前回の感想で書いたヒントですが、第1と第2の殺人のヒントが反対でしたねw 「特に第2の殺人は比較的平易なトリックが用いられています。第1の殺人はちょっと難しくて、金田一らしいわりと大掛かりなトリックが使われています。」と書きましたが、真逆でしたw 申し訳ない。あと、歌野晶午の「~家の殺人」のうちの1作品がヒントになっているのは、第1の殺人でした。まぁこれはどちらとも書いてませんけども。大体金田一のトリックは大胆で実現可能かどうか疑問なものや、非現実的なものが多いのですが、今回もそうですねぇ。ただ、ドラマでは実際にできるものはやってくれているのがいいですね。死体に打った杭を軸にカーペットを回転させるとことか、ちゃんとできるんかいなって思ってましたが、まぁできましたね。ただ鑑識とかが入るといろいろボロが出そうではありますが。あと、第2の殺人のトリックと言うかなんと言うか…。同じ構造の1階と地下1階が30度ほどズレていたというもの。これは本当に非現実的ですよねw この建物を建てたのがこの殺人計画を思いつくより前だったわけですよね。つまり何故かその頃からこの建物は1階と地下がズレている不思議な構造をしていたと。これがまず理解できません。また、いつ建てたものかは知りませんが、こういう不思議な建物を建てた場合、業者が不審に思うんですよね。つい最近、昔大工をしていた友人から、風呂にテレビを設置しようとした客(設置したもののすぐ湿気で壊れた)や、全面鏡張りにした客の話を聞きましたよw それだけのことですら、記憶に残ってしまうのですから、こんな変な構造の建物が業界で話題にならないわけがありません。なので警察が建物について調べた場合、すぐに変な構造をした建物であることがバレてしまうと思うんです。まぁ、普通そこまで調べないとは思いますが…。ともかく、今回のエピソードはこのズレた建物が一番不自然でしたね。あともう1つ不自然というと、登場人物の名前ですね。薔薇の名前がついた人々が集められたので、多少不自然なのは仕方ないかもしれないですが、月読ジゼル、冬野八重姫あたりは年代的にキラキラネームがついていても不思議ではないですが(冬野は結構厳しいけど)、禅田みるくは明らかにおかしいw 職業も織物師と古風で、年齢も40~50代と「~子」という名前がまだよく見られる世代なのに、みるくって…。まぁ建物の件にしろ名前の件にしろ、不自然なだけであって、まったくありえない話ではないですけどね。さて、今回で最終回だったわけですが、最終回らしくライバルの高遠が逮捕されたのはいいものの、やっぱり逃げられましたねw 堂本剛の頃には絶大な人気があったこのシリーズも、4代目では平均がギリ10%という凋落振りを露呈させました。まぁそれまであった2回のSPも大した視聴率が取れてなかったし、視聴率が落ち込む夏ドラマとあって、こんな感じになるのは目に見えていたように思います。もう時代は金田一を求めてないのかもしれないですね。
今は放送局がなるべく残酷なシーンを放映しないよう、自主規制しているようです。
WOWに加入いておられるとのことで、ご覧になったかもしれませんが、
MOZUはWOWが関係しているからか、残酷なシーンが結構ありました。
地上波と衛星でもそのへんの自主規制に少しズレがあるようです。
金田一のサントラは質もいいですが、郷愁がかきたてられていいですね。
私もちょっと欲しくなっちゃいました。
金田一もTRICKも、回を重ねるたびに猟奇的な部分や怖さがなくなってコミカルな表現が増えました。
スポンサー様の方針なんでしょうね。