ニュクス 怖いのダメな人はやめてね
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/09/22 22:52:34
夜の扉を冥府の支配者、ニュクスは叩く。
闇夜そのものである彼女は
あなたの影にひそみ、あなたの命の終わりをあなたの耳元でささやく。
死ぬ事を恐怖せず、心の底から望むあなたはそのささやきを笑顔で聞く。
さあ、そなたの命を刈り取ろう。
そして新しい命をそなたに与えよう。
死すべきものには死を。生まれるものには生を。
そなたの憎しみ、悲しみ、絶望、怒り・・・そのすべてをわらわは食べてくれよう。
わらわは闇の支配者
わらわにゆだねよ。
そなたの闇を光に。
さあ、そなたの命を刈り取ろう。
そして新しい命を与えよう。
死すべきものには死を。生まれるものには生を。
負の感情を人よりも多く抱くボクだからこそ、根っこの暗いボクだからこそ、生まれた信仰です。
負の感情をすべて、闇の支配者ニュクス様にゆだねて、食べてもらおう。
そしてニュクス様は光としてお返ししてくださる。
夜の女神ニュクス・・・北欧神話の女神です。
ボクはどういうわけか、日本人でありながら、こういう信仰を持ったのです。
この詩はボクの信仰です。そして怖い詩にもなっていると感じます。