Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


空の暗さに


あなたに会いたくなるこんな夜は
長くて 淋しくて
ベランダに出て見る空も
涙を流したように星も出ない


ただ立ち止まることしかできなかった
お互い立ちつくしたままで
向かい合っていても心は
固く閉ざしていたのだろう


もう会えなくなることを知っていたら
もっとわがままを言うんだった
もっと泣いたらよかった
あなたをもっと困らせるんだった


限られた時間だと知っていたら
二人は何を残したのだろう
もう横顔しか見られなくて
もう片方の横顔は何を思っていたのか


言葉のページをはらはらとめくって
今の気持ちを探しても
何も出てきはしない
白いページが悲しい


歪んで行く私の心を
あなたは知っていたのだろうか
どうせそんな存在でしかなかったのか
今は分からないけれど


後を追っちゃいけない
自分に言い聞かせて
今夜も星を見上げる
雲に隠れたあなたも面影を




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