ヒトヤスミ
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/10/02 22:14:56
周りに誰かいる世界は
とても安心できた
誰かわからない人
言葉が通じない人でも
一人分空けたベンチで
安心していた
電車の窓際
誰かが座ってくるのが苦手だった
空席になった途端寂しかった
1時間経って冷めた珈琲で喉が渇いた
雲の濃淡に目を見張った
スクランブル交差点を走る人に紛れて
辿り着いた向こう岸にほっとしていた
歩く道で右手の
やりどころに困って握りしめた
たった一人なにもわからず
何処か遠くに行きたくなった
笑顔を向ければ嫌われないかな
迷い無く歩けば強くなれるかな
強くなりたいでは無くて
強い自分でいたいと思った
強がりな自分は
羽の休める場所を探してるみたい
是非。
ぱくりたい。
嬉しい、です。
見つかるといいですね。