奇書?
- カテゴリ:30代以上
- 2014/10/06 21:14:05
昨日はお休みでした。
何をしていたかといえば、一日中本を読んでいました。
読んだ本は
「虚無への供物」
そう
ミステリファンなら、読んだ事はなくとも、一度は聞いた事がある名前だと思います。
「ドグラ・マグラ」
「黒死館殺人事件」
と並ぶ、日本ミステリ三大奇書の一つです。
ミステリにはまっていた若い頃
上の二つは読んだのですが、この本だけは手に入らず、読む事が出来なかったのですが
最近になって、文庫化されている事を知り、早速取り寄せてみました。
洞爺丸の事故で両親を亡くした兄弟の住む家で起こった密室殺人。
推理に乗り出す素人探偵達。
推理合戦を繰り広げる中、続けて起こる、第二の密室殺人。
事態は、混迷を深めるばかり・・・
・・・というか・・・
ねえ
このお話
古今東西のミステリの、壮大なパロディーであり
アンチテーゼになっているんですね。
かっこつけていえば
「三大奇書」とはいいつつも、他の二冊とは、明らかに趣が違います。
読み始めたときは
「これのどこが『奇書』なんだろう?」
と思ったのですが、その意図に気付くと、『奇書』と呼ぶにふさわしい事がわかります。
などと書くと、堅苦しく感じるかもしれませんが
お話自体は、とっても読みやすく、登場人物の掛け合いも面白いので、気になる方は、読んでみる事をお薦めします。
・・・といいたいのですが
このお話
先ほども書いたように
「パロディ」風味ですので
ある程度、ミステリの知識がないと、楽しめないかもしれません。
(わたしが元、ミステリファンだったので、そう感じるだけかもしれませんが)
ですので、ミステリファンにのみ、お薦めしておきます。
もう一つ
このお話は、『洞爺丸の沈没』と、その年代の世相を時代背景にしていますが
これをそっくり、今に持ってきても、全く違和感のないお話が成り立ちます。
もしかしたら、これこそが、このお話が『奇書』であるゆえんなのかもしれませんね。
(#^.^#)
あ
そういう意味でしたら
『ドグラ・マグラ』はまさしくそうかも。
超常現象とかではないんですけどね。
舞台は精神病院だし、主人公は記憶喪失だし・・・
それ以上はネタバレになるので(それに細かいところは覚えてないし)かけないけど
とにかく、『奇妙』です。
『金田一少年』はわたしも大好きでした~。
昔『少年マガジン』に連載されていた物は、全巻持ってます~。
小説版も何冊か読んだのけど、そのお話は知らなかった・・・
ちょっと探してみようかな。
(#^.^#)
「奇妙な味」は、小説の方の「金田一少年(元は漫画ですw)」の短編の前の
解説に書いてありました。
~内容は、「金田一君が、田舎に遊びに行って
じゃんけんに負けて、一人でジュースを、買いに徒歩で遠出してw
途中で、雨が降って来たので雨宿りさせてもらったお家のお話で、
そこの3人の若い女の人に依頼されて、話を聞いただけで、事件を解決する」と言うもので
事件は無事解決したのですが、その後にもう一つ不思議な事が起こるのです。
その最後のオチが、現実ではありえない話だから~作者は「奇妙な味」と書いたと
勝手に解釈していました。
私の中では「奇妙な味」=超常現象や他には無い~変わった習慣、風習だと…
勝手に解釈しておりました~ややこしい言い方してすみませんでした~。
『奇妙な味』というよりは
『お話自体が奇妙』
って感じでしょうか。
わたしもね
普段はマンガばかり読んでます~。
特に最近は、電子書籍を利用するようになったので~
マンガの本数が増えました~。
ここ3ヶ月で、50冊以上は読んだかな~。
ほとんどが、少女マンガです(笑
王道少女マンガ、大好きなのです♪
『ロード』
知りませんでした。
何だか面白そう。
今度、探して読んでみよう。
(#^.^#)
さすが~ミステリーのエキスパート~ゆちゃまですね~。
「奇書」ー知りませんでした。俗に言う「奇妙な味」とか言われてる
作品なのでしょうか~?
残念ながら~3冊とも読んだ事が無いので、機会があったら読んでみたいです。
最近は、糖尿から来る視力の低下で、小説の小さい字が、苦手になり。
ブレイクタイムは、ゲームをしてるか~漫画ばかりw読むようになってしまいました。
小説は、月一回の大病院の外来で、1~2時間待たされるので、
文庫本を、持って言って~チマチマ読書を、するぐらいです。
今は、ちょっと古いですが「プラチナデータ」を、読んでます。
最後に、私の中で奇書と思ってたのは、昔、読んだ「ロード」と言うミステリィーです。
海外ミステリィーで、「ロードと言う、道路の両側に家があり、その道の端と端を
門で閉鎖させて、その中に住んでる人しか、入れない。」と言うお話でした。
兎に角~変なお話だったのを、覚えていますw