Nicotto Town



奇書?


昨日はお休みでした。

何をしていたかといえば、一日中本を読んでいました。

読んだ本は

「虚無への供物」

そう
ミステリファンなら、読んだ事はなくとも、一度は聞いた事がある名前だと思います。

「ドグラ・マグラ」
「黒死館殺人事件」
と並ぶ、日本ミステリ三大奇書の一つです。

ミステリにはまっていた若い頃
上の二つは読んだのですが、この本だけは手に入らず、読む事が出来なかったのですが
最近になって、文庫化されている事を知り、早速取り寄せてみました。

洞爺丸の事故で両親を亡くした兄弟の住む家で起こった密室殺人。
推理に乗り出す素人探偵達。
推理合戦を繰り広げる中、続けて起こる、第二の密室殺人。
事態は、混迷を深めるばかり・・・
・・・というか・・・
ねえ

このお話
古今東西のミステリの、壮大なパロディーであり
アンチテーゼになっているんですね。
かっこつけていえば

「三大奇書」とはいいつつも、他の二冊とは、明らかに趣が違います。
読み始めたときは
「これのどこが『奇書』なんだろう?」
と思ったのですが、その意図に気付くと、『奇書』と呼ぶにふさわしい事がわかります。

などと書くと、堅苦しく感じるかもしれませんが
お話自体は、とっても読みやすく、登場人物の掛け合いも面白いので、気になる方は、読んでみる事をお薦めします。

・・・といいたいのですが
このお話
先ほども書いたように
「パロディ」風味ですので
ある程度、ミステリの知識がないと、楽しめないかもしれません。
(わたしが元、ミステリファンだったので、そう感じるだけかもしれませんが)
ですので、ミステリファンにのみ、お薦めしておきます。

もう一つ
このお話は、『洞爺丸の沈没』と、その年代の世相を時代背景にしていますが
これをそっくり、今に持ってきても、全く違和感のないお話が成り立ちます。

もしかしたら、これこそが、このお話が『奇書』であるゆえんなのかもしれませんね。


(#^.^#)


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2014/10/08 18:57
めぷちん♪さん


そういう意味でしたら
『ドグラ・マグラ』はまさしくそうかも。
超常現象とかではないんですけどね。
舞台は精神病院だし、主人公は記憶喪失だし・・・
それ以上はネタバレになるので(それに細かいところは覚えてないし)かけないけど
とにかく、『奇妙』です。

『金田一少年』はわたしも大好きでした~。
昔『少年マガジン』に連載されていた物は、全巻持ってます~。
小説版も何冊か読んだのけど、そのお話は知らなかった・・・
ちょっと探してみようかな。

(#^.^#)
アバター
2014/10/08 13:02
今日は~♪ 再び失礼致します^^

「奇妙な味」は、小説の方の「金田一少年(元は漫画ですw)」の短編の前の
解説に書いてありました。

~内容は、「金田一君が、田舎に遊びに行って
じゃんけんに負けて、一人でジュースを、買いに徒歩で遠出してw
途中で、雨が降って来たので雨宿りさせてもらったお家のお話で、
そこの3人の若い女の人に依頼されて、話を聞いただけで、事件を解決する」と言うもので
事件は無事解決したのですが、その後にもう一つ不思議な事が起こるのです。

その最後のオチが、現実ではありえない話だから~作者は「奇妙な味」と書いたと
勝手に解釈していました。
私の中では「奇妙な味」=超常現象や他には無い~変わった習慣、風習だと…
勝手に解釈しておりました~ややこしい言い方してすみませんでした~。


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2014/10/07 19:41
めぷちん♪さん

『奇妙な味』というよりは
『お話自体が奇妙』
って感じでしょうか。

わたしもね
普段はマンガばかり読んでます~。
特に最近は、電子書籍を利用するようになったので~
マンガの本数が増えました~。
ここ3ヶ月で、50冊以上は読んだかな~。
ほとんどが、少女マンガです(笑
王道少女マンガ、大好きなのです♪

『ロード』
知りませんでした。
何だか面白そう。
今度、探して読んでみよう。

(#^.^#)
アバター
2014/10/06 23:54
今晩は~♪

さすが~ミステリーのエキスパート~ゆちゃまですね~。
「奇書」ー知りませんでした。俗に言う「奇妙な味」とか言われてる
作品なのでしょうか~? 

残念ながら~3冊とも読んだ事が無いので、機会があったら読んでみたいです。
最近は、糖尿から来る視力の低下で、小説の小さい字が、苦手になり。
ブレイクタイムは、ゲームをしてるか~漫画ばかりw読むようになってしまいました。

小説は、月一回の大病院の外来で、1~2時間待たされるので、
文庫本を、持って言って~チマチマ読書を、するぐらいです。
今は、ちょっと古いですが「プラチナデータ」を、読んでます。

最後に、私の中で奇書と思ってたのは、昔、読んだ「ロード」と言うミステリィーです。
海外ミステリィーで、「ロードと言う、道路の両側に家があり、その道の端と端を
門で閉鎖させて、その中に住んでる人しか、入れない。」と言うお話でした。
兎に角~変なお話だったのを、覚えていますw



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