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ドラマ【警視庁捜査一課9係2時間SP】

警視庁捜査一課9係 2時間スペシャル
テレビ朝日 10/5(日)夜9時~
【あらすじ】バス事故で死傷者を出す不祥事を起こした旅行会社社長・御手洗が殺された。現場の監視カメラの映像に、謝罪会見時の写真に写り込んでいた男とよく似た男が写っており、現場に残された犯人のものと思われる血痕から、犯人は末期がんに侵された人物と判明。程なく井川という男の名が挙がるが、警官に見つかり、青柳たちに追いかけられた井川は、飛び降り自殺してしまう。一方、食中毒による被害者を出した食品会社社長・百瀬も殺害された。こちらの犯人・江尻も末期がんに侵されておりは、犯行直後に自殺した。どちらも直接被害者に関係のある人物ではなく、死期を前に悪人を裁く天誅のつもりで犯行に及んだのではないかと思われたが…。

【感想】9係の2時間スペシャルとか珍しいですよね。今期は9係の9周年ということで、シーズン前に青柳と矢沢を主人公にしたスピンオフ、そして終了後に2時間スペシャルと、盛り沢山。でも、最後に倫子の味覚障害が治ったというエピソードも含まれており、最終回スペシャルでもよかったのでは?と思ったりしました。ただ、テレ朝の平日は10時頃から報道ステーションをどうしても放映しなければならないという足枷があり、2時間ドラマは放映しづらいんですよね。相棒の初回や最終回のスペシャルも、いつも8時からの放映ですしね。なので2時間が入りやすい日曜にスペシャルを放映することにして、水曜の放映は一旦終了ということにしたんでしょうね。なので事実上このスペシャルが最終回と考えてもいいと思います。1時間でも複雑怪奇な話が多い9係、2時間ともなるとやはりかなり複雑でしたね。当初、2つの殺人事件のどちらともに高岡演じる女弁護士が関わっており、相当彼女を疑いました。また、途中で死んだ亜紀という雑誌記者も怪しかったですよね。しかも2人とも、被害者2人を殺す動機は充分にある。しかし弁護士が途中で言っていたように、御手洗・百瀬に復讐するため、片や弁護士事務所に入社、片や雑誌記者になるなど、用意周到に準備を進めていたのに、ここにきていきなり殺人教唆という非業な手段を選ぶとは思えませんよね。また、次に出てきた怪しい人物は、山梨でぶどう園を営む樫村。役者が中山仁でなければまったく怪しんでない人物ですけどねw しかし9係は怪しげな人物が犯人であることはまずないw 犯人はまったく別人でした。全然怪しんでなかったということはないのですが、ほぼノーマークでしたね。というのも、林泰文という俳優さん(名前はわからなくても多分顔は見たことあるという人が多いと思います)は、ドラマ好きの中では結構有名だと思いますが、世間的にはほとんど名を知られてないと思われる、犯人を演じるにはちょうどいい温度の俳優さんなんですな。なので、チョイ役ぽく出てきたので、あら、林さんがこんな役で出てるわ、くらいに思ったけど、まさか犯人とは思わなかったっていうね。キャスティングした人を誉めてあげたいですわw 事件については、ほんと難しい事件でしたよね。足をつかまれ「助けて」と言われたのに、その手を蹴って自分だけ助かった。でもそうしなければ、2人とも死んでしまったかもしれないので、違法行為にはならないです。ただ、娘が川に落ちたことを報せなかったのはまずかったですよね。でも多分報せることができなかったのだと思います。だって万が一娘が生きていたら、自分が突き落としたことを知られてしまいますからね。その後のことについては、悪鬼の所業としか思えませんが、娘を突き落とした時から、この人の心に鬼が宿ったのかもしれませんね…。そういえば1つたけ疑問が。何故一介の編集者が、殺人教唆をした男性2人に支払った2千万などという大金を持っていたのでしょう。人気雑誌の編集長だったとしても、2千万はかなりの大金だと思うのですが…。この金の出所ってわかってましたっけ。そこだけが気になりました。




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