Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


おびえ


あなたに私のすべてを
見せたら
あなたは去っていくかもしれないと
思った私の心は
本当の愛だったのでしょうか


恋におびえたこの心を
抱えながら
あなたと過ごした日々は
もしかしたらふりをしていただけだと
あなたは見抜いていたでしょうか


この日を迎えたのは
カレンダーがさし進めただけで
何の意味もないとしたら
もう一つの恋を失った私の手に
何が残っていたのでしょう


暖かな雨が
冷たいものに変わる時
髪をぬらしたままで
立ち止まる私の足元に
映った影は悲しすぎて


また誓うなんて
思っても見なかったのに
あなたといた時間が
いとおしかったのに
もう恋はしないとつぶやく唇


永遠の愛があるなんて
信じられなくて
恐れを知ってしまった今
もう過去のことしか思い出せなくて
何が私を追い詰めたのでしょう


さようならを言うたびに
でも もしかしたらという気持ちが
湧き上がって来るとしても
それは虚栄でしかないことを
何度言い聞かせてきたでしょう


遠のくあなたの背中には
もう私の影などなく
振り返りもしないで その足音は
小さく小さくなっていって
でも 心の中には響いていて


追い求めるには遠すぎた
眩しい日々はもう去って
暗闇が訪れる季節だけが
涙を隠してくれて
言葉もなくして立ちつくす


本に枯葉を一枚
栞がわりにして
でも閉じたそれを開くのは
一体いつになるでしょうか
文字だけが愛を踊るその中を

アバター
2014/10/12 06:17
レヴィアタンさんへ
ありがとうございます。

愛を怖がる心を持っていても、追いすがりたくなる愛一つ。
たとえそれがはかないものだと知っていて心は追い求めているんでしょうね。
アバター
2014/10/11 05:56
上手ですね〜、本当に(^^)
愛にもいろいろな形があって、守るものを守ればいいんだよね(^^)
せっかくの人生、ひとつひとつの恋はそれなりに意味があると思うんですよ♪
いくら頑張っても、心に嘘はつけないものですよ。
あ、これ↑フィクションでの話だからw



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