おびえ
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/10/11 01:46:30
あなたに私のすべてを
見せたら
あなたは去っていくかもしれないと
思った私の心は
本当の愛だったのでしょうか
恋におびえたこの心を
抱えながら
あなたと過ごした日々は
もしかしたらふりをしていただけだと
あなたは見抜いていたでしょうか
この日を迎えたのは
カレンダーがさし進めただけで
何の意味もないとしたら
もう一つの恋を失った私の手に
何が残っていたのでしょう
暖かな雨が
冷たいものに変わる時
髪をぬらしたままで
立ち止まる私の足元に
映った影は悲しすぎて
また誓うなんて
思っても見なかったのに
あなたといた時間が
いとおしかったのに
もう恋はしないとつぶやく唇
永遠の愛があるなんて
信じられなくて
恐れを知ってしまった今
もう過去のことしか思い出せなくて
何が私を追い詰めたのでしょう
さようならを言うたびに
でも もしかしたらという気持ちが
湧き上がって来るとしても
それは虚栄でしかないことを
何度言い聞かせてきたでしょう
遠のくあなたの背中には
もう私の影などなく
振り返りもしないで その足音は
小さく小さくなっていって
でも 心の中には響いていて
追い求めるには遠すぎた
眩しい日々はもう去って
暗闇が訪れる季節だけが
涙を隠してくれて
言葉もなくして立ちつくす
本に枯葉を一枚
栞がわりにして
でも閉じたそれを開くのは
一体いつになるでしょうか
文字だけが愛を踊るその中を
ありがとうございます。
愛を怖がる心を持っていても、追いすがりたくなる愛一つ。
たとえそれがはかないものだと知っていて心は追い求めているんでしょうね。
愛にもいろいろな形があって、守るものを守ればいいんだよね(^^)
せっかくの人生、ひとつひとつの恋はそれなりに意味があると思うんですよ♪
いくら頑張っても、心に嘘はつけないものですよ。
あ、これ↑フィクションでの話だからw